設備投資に迷った時は、顧客の価値を考える

写真や動画撮影について、日々、色々と考えては試してまた修正する、ということを繰り返しています。なぜこういったサイクルを繰り返しているかと言えば、より素晴らしい写真や映像を撮りたいと思っているからです。

ただここで一つ、問題が発生します。「素晴らしい写真や映像」は趣味で追求する場合と仕事の場合とでは、その方向性がが変わってくるということです。一番わかりやすい違いは、「どこに価値を置いているか」ということになると思います。

趣味の場合はもちろん価値の中心は自分の内面になります。自分が美しいと思ったり素敵だと思ったものを、表現したいようにすればいい。しかし仕事の場合、そうはいきませんね。仕事で「素晴らしい写真や映像」を追い求めるなら、その「素晴らしさ」は対価を払う顧客も感じるものでなくてはなりません。自分がいくら素晴らしいと思っても、顧客が良いと思わなければ、そこにビジネスは成立しません。独りよがりな考えを押し付けることで、お金をもらうわけにはいかないのです。

そのためこうしてPDCAを回しながらも、「その時間やお金の投資は顧客の価値を上げるものかどうか」を常に意識する必要があります。こうして書いてみると「そんなの当たり前のことだ」と思われるかもしれません。しかし機材や設備の投資というのは怖いもので、顧客が価値と思わない部分に投入してしまうことが発生しがちです。自分の都合や主観ばかり考えて視野が狭くなると、顧客の姿が見えなくなってしまうのです。

いつも思うのですが、お金というのは使い方によってその価値が大きく変わります。同じ金額を使うにせよ、顧客にとっても自分にとっても、最も費用対効果の得られるものを選択したい。投資について迷った時は、「顧客は何を価値と思うのか」ということに想像力を巡らせれば答えが見えてきます。