10年ぶりに訪れた景色

今日の夕方、車に乗って写真を撮りに出かけました。適当な街で車を停めて、ぷらぷらと歩きながら目についたものを写真に収めていきました。そのうち、歩いている道に見覚えのある気がしてきました。細い路地を歩いていると、確かに以前、通ったことのある道です。

そのうち、急に記憶が蘇ってきました。この狭い路地裏は、初めて買った一眼レフカメラを手に歩いた道でした。おそらくちょうど10年前になると思います。仕事でどうしても一眼レフカメラが必要となり、出たばかりだったNikon D40xというカメラを買ったのです。その後、プライベートでも何かしら写真を撮ってみたいと思い、気の赴くまま訪れた街が今日撮影に出かけたところでした。

10年くらい経った今でも、やはり自分が撮りたいと思う景色は変わらない。路地裏の少しさみしげな通りを歩きながら、そんなことを思いました。10年ぶりに偶然歩いた道で、何枚か写真を撮りました。

日々、色んなものを見て影響を受けながら生きているわけですが、こういう出来事が自分の身に起こると、根っことなる部分は何ひとつ変わらないとわかります。

これからも色々と影響を受けながら生きていくでしょうが、大切にしたいものは変わらない。そのことに自信を持って、シャッターを押し続けていきたいと思います。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。