物の値段が限りなくゼロへ近づく時代

最近、暇があるとAmazonのプライムビデオを観ています。何しろプライム会員であれば、膨大な数の映画を鑑賞することができるのです。現在のラインナップだけでも、生きている間にすべて観ることは不可能でしょう。

鑑賞可能な映画の本数から言って、ほとんどタダで観れると言っていい感じです。基本的に星3つ以下のものは観ませんが、始まって10分くらいでつまらないと判断したらもう観るのをやめてしまいます。お金を払ったならもう少し粘りますが、いくらでも観られる映画があるのですから、つまらないものを我慢してみようとは思いません。さっさとウインドウを閉じて、別のおもしろそうな映画を探してしまいます。

これって、よく考えると恐ろしいことですね。2時間くらいの映画であれば、最初から最後までつまらない部分が一切ないという作品はマレでしょう。最初はつまらなくても、中盤から徐々に盛り上がってくるタイプの映画もあると思います。

一昔前、レンタルショップで1泊2日500円くらいで借りていた時代であれば、少々つまらなくても我慢して観た人が大勢いたと思います。それがこれからは最初から相当、観客を引きつけるよう仕掛けを打たないと、さっさと別の映画に移ってしまいます。

物の値段が限りなくゼロに近づいていくのは、消費者として非常に喜ばしいことです。その反面、エンターテイメント産業の人は、ハードルがどんどん上がり、なかなか大変な状況になっていくかもしれません。