マレーシア一人旅 2-1 ペトロナス・ツインタワーを目指す

二日目の朝である。昨日は移動に時間を費やしたので、実質的には今日からマレーシアの観光が始まる。目覚めたのは7時半だった。いつもは朝食を食べないが、海外旅行をした時にはホテルの朝ごはんを食べることにしている。単純に海外のホテルで食べる朝食が好きなのと、朝食会場にいる色々な国の人を見るのが好きなのだ。

シャワーを浴びて身支度を整え、早速、朝食会場である地下一階まで降りていく。すでにフロアは朝食をとる人でいっぱいだった。スタッフが誘導して4人がけのテーブルに案内してくれた。「ドリンクは何がいいですか?」と尋ねられたので、コーヒーを注文する。運ばれてきた温かいコーヒーに口をつけてから、ブュッフェ形式の食事を取りに立ち上がった。

周りの多くはアジアの人だった。中国系の人がダントツで多い印象だ。世界人口の比率からも、国同士の距離の近さからもそれは当然な感じがする。後は欧米人がちらほらといる。こうして色々な国の人がいる中で一人食事をしていると、海外へ来ていることを改めて実感できる。

食事が終わった後、自分の部屋に戻りパソコンを開いて少し仕事を片付けた。マレーシアは赤道付近にある熱帯の国である。朝から外へ出て動き回ると、すぐにバテて夜まで体力が持たなくなる。午前中は無理して外に出ず、部屋の中で仕事をしようと最初から決めていたのだ。

11時頃になって仕事に切りをつけて、どこへ観光するか決めることにした。これまで観光してきた香港、台湾、タイ、シンガポールは、なんとなく観光名所にどんなところがあるかイメージすることができた。マレーシアに関しては何が有名なのかあまり知識を持ち合わせていなかった。

「マレーシア 観光地」などでグーグル検索を掛けてみると、いくつかの候補地をピックアップすることができた。外国での定番観光スポットは、やはり高い建物である。台湾でも台北101に行ったし、シンガポールではシンガポール・フライヤーというアジア最大の観覧車に乗った。マレーシアでも高いところへ行ってみようと、まずは高さ452mを誇るペトロナス・ツインタワーへ向かうことにした。

マップでホテルからのルートを調べてみると、徒歩では約30分。車であれば10分足らずで着くようである。ホテル前に待機しているタクシーに乗ろうかと思ったが、とりあえず街を見てみようと、写真を撮りながら歩いてみることにした。(続く)