マレーシア一人旅 3-8 次の旅へ

マレーシアの旅行記です。第一回はこちらになります。

バツー洞窟から元来たルートを戻る形でKLセントラル駅に行った。少しお腹が空いていたので、駅に併設しているショッピングモールの上階へと上がり、フードコートに入った。

夕食時のため、フロアは座る場所がないくらい会社帰りの人たちでいっぱいである。お店の数もものすごく多い。一通りの店を見て回り、海鮮焼きそばみたいなものを頼むことにした。

できあがった料理を持ってフロアをウロウロしたが、空いている席がどこにもない。探し回って隅の方に5席ばかりのカウンター席を見つけ、ようやく座ることができた。少し冷めた焼きそばを食べて時刻を確認する。夕方の6時くらいになっていた。

ここからクアラルンプール国際空港へ向かえば、到着は夜7時過ぎ。早めに空港へ行き、飛行機の出発時刻が来るまで待つことにしようと思った。

料理を片付けようかと思ったが、そう言えば食べ終わった食器を片付ける習慣があるのは日本ぐらいなことを思い出した。他の国では大概、食器を片付ける係の人がいるのだ。日本の感覚ではテーブルに置きっぱなしは少し気が引けるが、片付けようにも食器置き場が存在しないのでしょうがない。

一階へ再び戻り、空港へつながっているKLIAエキスプレスのチケットを買った。料金は行きと同じく55MYR。ホームへ入るとすでに電車は待っていて、開いているドアに滑り込むことができた。

席に座り動き出す電車の窓から外を眺める。薄暗い街並みにクアラルンプールのネオンが瞬き、スピードが上がるとあっという間にクアラルンプールの街は過ぎ去っていった。

このまま順調に飛行機に乗り、日本へ無事帰れました、とは行かなかった。以前に書いた通り、電車が3時間半も遅延したのだ。空港に着いたのは夜7時過ぎ。そこから実に朝の5時まで10時間近くも足止めを食らったことになる。

それでもまあ、異国の地の空港ではなんとかなるものである。スタバに入ってブログの更新をしたり写真のセレクトをしたりして時間を潰し、空港横のショッピングモールをウロウロしたりもした。

行きの関西空港で買ったユニクロのパーカは、ホテルに忘れてきてしまっていた。しょうがないからと今度はクアラルンプール国際空港にあるユニクロで同じような薄手のパーカを買うことにした。日本でもマレーシアでも、空港にユニクロがあれば本当に安心である。

いつも旅に出る前は不安がでいっぱいだ。一人で行動するわけだから、何かトラブルがあっても基本、自分の力で解決しなくてはならない。日本と違ってどのようなトラブルがあるのか予測がつかない。そういった未知のところへ分け入っていく怖さはある。

それでも空港から日本を離れてしまえば、不安よりもワクワクする気持ちのほうが大きくなる。2日くらいいればその国にも慣れるし、新しい場所へ行ったり電車に乗ったりタクシーに乗ったりと、行動の一つ一つが新鮮で楽しい。

なので旅が終わりに近づくと不安な気持ちはどこへやら、「もう日本へ戻るのか」と寂しさのほうが大きくなる。帰りの空港にいる時には、このまま別の国へと行きたい衝動に駆られる。

この気持ちが冷めないうちに、次の旅の行く先を決めたいと思う。(終わり)