恐怖心に足を引っ張られていないか

人間というのは勝手なもので、人のやっていることは冷静に見ることができます。何か行動しているのを傍目に見ると、「ああいう風にやればもっとうまくいくのになあ」などとあれこれ想像してしまいます。では同じように自分の行動を冷静に判断できるかというと、そんなことは全然ありません。自分のことになった途端、色々と迷いが生じてきます。

これはなぜなんだろうと思います。人の行動を見ているのと同じように、自分の行動も俯瞰して客観的に見ればいいじゃないですか。どうしてこれができないかと言うと、恐怖心があるからだろうという結論に達しました。

いくら客観的に考え選択したとしても、リスクを背負うのは自分自身なわけです。些細な事ならすぐに選択できますが、人生を左右するような大きな決断はリスクを伴います。仕事に関わることであれば、それで収入が大幅に減ってしまうかもしれません。

収入が少なくなれば、単純な話、生きることが困難になります。生命を脅かされることになります。選択するときには知らずにそこまで想像してしまい、判断が鈍ってしまうんですね。

悩み事を人に相談したくなるのも理由がつきます。人の自分に対する意見というのは、恐怖心のない場所からの客観的な意見です。そういったフラットな状況からの判断を仰ぎたくて、つい相談をしてしまうのですね。

選択に迷いが出た時には、「恐怖心に足を引っ張られてないか」と立ち止まって考えると、少し冷静さを取り戻せるように思います。