文章を書くのは、自分が何を考えているか知るため

2017-08-12 23:10

 

 

文章を書くことが好きか嫌いかと言われれば、どちらかと言うと嫌いだと思います。何しろ文章というのは面倒です。時間がかかります。頭も使います。それでもなぜこうして毎日ブログという媒体へ文章を書くのか。それは自分が何を考えているかを知りたいからです。

 

文章を書くことの本質は、翻訳することにあると思っています。例えばインタビューの原稿を書くとします。インタビューとは話している内容をわかりやすくまとめて、文章にして伝えることです。それは取材対象者が考えていることを文章へ移し替える翻訳作業です。

 

取材原稿もそうですね。読者が興味を持ちそうな題材を定めて、ネットで調べたり専門家へ話を聞きに行ったりする。素材が集まったら最も伝えやすい形で、一つの文章へ移し替えていく。これも調べたことを文章へ移し替える翻訳作業だと思います。

 

そしてこうしてブログで自由に書くというのは、自分が心のなかで思っていることを論理建てて翻訳するという作業をしているわけです。

 

文章というのは、整合性が取れていないといけません。何かについて書き出したなら、結論めいたものへ向かって進んでいく必要があります。後戻りはできません。なので毎日、何かについて文章を書いていると、知らずに「自分がどういうことを考えているか」ということがわかってきます。

 

「そんなことわざわざ文章に書かずともわかる」という意見もあるかと思います。もちろん自分が何を考えているかは文章に書かなくてもわかります。ですがそれはおそらく、頭の中へ浮かんでは消える断片的なものだと思います。

 

文章を書くのが面倒くさいと感じるのは、断片的な考えのままでは文章として成り立たないからなんですよね。記事としてまとまりある内容にしようと思うと、ある程度は自分の考えを掘り下げ、整理していく必要がある。それは億劫なことではありますが、繰り返していると普段、自分では意識していなかったことが出てくるようになります。文章を書くことで、自分が心の奥底で何を考えているかを発見できるんです。

 

それは玉ねぎの皮をむくことに似ているかもしれません。普段、ポツポツと断片的に考えることは、薄皮をむくくらいの浅いことです。芯の方へ少しでも近づいていくためには、論理建てて考えていく必要があります。より深く皮をむいていくためには、文章を書くという作業が自分にとっては必要なのです。

 

なのでそんなに好きではない文章書きですが、自分が何を考えているかを知るために、これからも懲りずに続けていきたいと思います。

 


Category:執筆

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