引っ越したことで得られた大きな資源

先月の29日に引っ越しをして、約ひと月が経ちました。住むところが変わり、色々変化したことがあります。その一つが、住んでいる階層です。

以前は4階建てマンションの4階に住んでいました。エレベーターから一番遠い場所にある角部屋です。その部屋がたまたま空いていたというのもありますが、角部屋というのが気に入ってすぐに入居を決めました。でも、もし今、マンションを探すとしたら、絶対に一階を選ぶと思います。なぜかというと、高いところに住む見晴らしの良さより、もっと大きなものが得られるからです。

それは何か?「時間」です。引っ越して、中古の一軒家に住むようになりました。2階建てですが、生活スペースはすべて1階にしています。駐車場は家の敷地内に一箇所停めるところがあります。なので車に乗って帰ってくると、家に入るまで5秒掛かりません。

しかし以前、4階建てマンションの角部屋に住んでいた時は、敷地内にある駐車場から自分の部屋まで3分くらいは掛かっていたんです。以前の住居に比べ、今は車から家へ入るまで毎回3分ほど節約できるのです。

たかが3分と思うでしょうか。僕は自宅で仕事をしていますので、結構、家と外を行き来します。ランチに行ったり、散歩したり、カメラを持って出掛けたり。もちろん取材とか打ち合わせとかもあります。一日に平均、4〜5回くらいは外へ出かけるでしょうか。

ということは一日の駐車場と部屋との移動は、往復で8〜10回くらいになります。一回に付き3分節約できているとすると、一日で24分〜30分もの時間になります。これはとてつもなく大きいです。当然ながら、一年で8,760分〜10,950分になります。1年で約180時間も節約できるのです。180時間ですよ…。あまりにも大きいです。

こうして数字を足していっても実感できますが、毎日、外へ出かけ家へ戻るたびにこの距離的な便利さを痛感します。駐車場から部屋までの距離は、近いに越したことはない。今では心からそう断言します。

人生において何よりも貴重なのは、他でもない「時間」です。引っ越したことで、思わぬ形で大きな時間を得られることになりました。大切に使っていきたいと思います。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。