友人の定義とは

最近、思い悩んでしまうことがあり、友人へ何度か電話を掛け相談に乗ってもらっています。自分にとって友人と呼べる人は二人だけです。一人は高校時代、もう一人は大学時代の友達です。

皆さんにとって友人の定義とはなんですか。SNSでフォローし合えば友人と言える人もいると思います。一晩酒を酌み交わせば心を打ち解けられると考えている人もいるでしょう。

僕にとってその定義はものすごく明確です。それは、自分が悩んでいるときに電話を掛けられるかどうかです。

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悩みというのはどうしようもないものです。考えてもしょうがないこと、まったく生産的でないこと、それが悩みです。問題や課題であれば、対策を考えて行動するほかありません。行動しないと自体は改善しないので、悩んでいるだけ時間が無駄です。

しかし人生を生きていると、論理的な思考だけでは解決できないことがでてきます。ああでもない、こうでもない、ああすれば良かった、と可能性を考え出すとどんどん収拾がつかなくなっていきます。どうしても自分では客観的に判断することができない。そんなとき、ためらうことなく電話を掛けられる相手。それが僕にとっての友達なんですね。

二人の友達には、これまで何度も助けられました。二人とも仕事を抱え、家庭を持っています。そんなに時間的な余裕はないはずです。それでも気持ちに寄り添って話を聞いてくれます。感謝してもしきれません。

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ネットにうとい二人なので、このブログは絶対に読まないと思います。だからこういうことを書けたというのもあります。ネットにうといから、二人ともFacebookをやっていません。当然ながら、Facebookでは友達になっていません。

本当に友達と思っている二人とはFacebookで友達になっていない。皮肉に思えますが、そんなものでしょうね。なぜなら本当に必要な人は、ネットを通さずともつながっていられるからです。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。