ベストではなく、ベターを

伸びている企業というのは、顧客のニーズに合わせ事業形態を変えていきます。これをピボットといいます。ピボットとは、バスケットボールでボールを持ったまま片足を軸に向きをくるくると変え方向転換する技です。ここからこの言葉が来ているのだと思います。

ピボットは何もバスケや企業だけでなく、個人にとっても有効な手段だと思います。現状を「ベスト」と思わず、常に「ベター」を探し身軽にアップデートしていく姿勢が成長する鍵。

ベストを探すことの欠点はいくつかあります。

・スピード感がなくなる
ベストになるまで行動を起こさないとなると、当然ながらスピード感が失われます。出し渋っている間に、状況がどんどん変わってベストと思っていたことが陳腐化してしまうかもしれません。テンションも下がってきます。行動する際に、スピードはとても大事な要素です。

・サンクコストが生じる
ベストまで磨き上げてから行動を起こすと、0ベースでやり直すのに心的な労力がかかります。上手く行かなかった時、0ベースで考え直すのは大切なことです。なのに投入した時間をもったいなく感じてしまい、ベストと思っている現状のやり方に固執してしまうんですね。サンクコストを振り払い、周りからどんどんフィードバックを受けて、ベターなものへためらわずに修正すべきです。

・ベストなものを否定されると心が折れる
自分で一番良いと思って行動したことが通用しないと、心が折れます。「これ以外に方法がない」と視野が狭くなってしまうんです。絶えずベターなものへアップデートすることを前提にしておけば、健全なメンタルで物事を進められます。

仕事とはアウトプットの連続です。すべてにおいてベストなものにこだわると足を引っ張られます。ベターなものを常に選んでいく。その気持ちで身軽に進んでいくのが良いです。