紛糾した議論を鎮めるには

何か決める必要があり、人と議論することがあります。その時にふと気がつくと、話がものすごく複雑になっている時があります。「結局、何を決めるんだっけ」とわからなくなってしまうこともある。いつの間にか、議論のための議論になってしまうんです。

どうしてこういうことが起こるのか。誰しも発言する時には、自分の中に正義を持っています。「自分の意見が正しい」「意見を否定されたくない」という気持ちがあるんですね。なので反論を受けると、それについての反論をしてしまいがちです。すると、さらに反論についての反論が出てきたり、反論をきっかけに別の議論が勃発したりする。こういうことが折り重なって、議論はどんどん複雑になっていくのです。

これを回避するにはどうしたらいいか。少しでも弁解や反論がはじまったら、「一回、議論を整理しましょう」と話し合いを止めるのがよいです。「整理しなくてもわかるよ」と言われても無視して、紙に箇条書きにして議論の本質を多くて3点に絞り列挙します。そして「整理すると、今の状況はこういうことですね?」とたずねると、不思議とその場にいる人は冷静になります。

人間というのは、どうしても感情で動いてしまいます。もちろん僕もそうです。なので言い合っていると、どんどん複雑になっていきます。これはもうしょうがないです。

そんな時は立ち止まって客観的な事実を並べる。すると話している全員の頭をクールダウンできるのです。議論をしていて「どんどん複雑になっていくな。困ったな」と思ったら、「一旦、整理しましょう」と中断し、紙に本質を書いてみることをおすすめします。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。