インタビューが好きでたまりません

仕事でインタビューというのを日常的に行なっています。対象者の元へ行ってテーマに関してのお話を聞き、それを文章にまとめるという仕事です。

自分は、このインタビューという仕事が大好きです。ただ単にお金をもらえるという利点のほかに、取材をすることで得られる喜びがたくさんあるんです。

そもそも自分は、人の話を聞くのがとても好きなんですね。話を聞いているうちに、「この人の現在の状況は、どういう経緯で作られたのだろう」と知りたくなり、どんどん深掘りしていってしまうのです。

あんまり問い詰めるようなことをしては楽しくありませんから、合いの手を打ちながら話しやすいように流れを作っていきます。

取材される人にしても、普段から自分のことを深掘りして考えているわけではない。案外、自分のことはわかっていないものです。話しているうちに、隠れた本質的な部分に気づいてくれるのがベストです。

僕はそれらを集めて、焦点を絞った文章にするのがすごく好きなのです。話を聞く&文章にまとめる。このワンセットが単純に言えば自分の得意なことなんだと思います。

以前、毎回とある場所へ行き、毎回違う人に話を聞いてそれを文章にまとめるという仕事をしばらくしました。

そのときに、すごく自分の文章をファンになってくださった方がいました。インタビューから作り上げた文章を読んで、「ものすごくいいですね。いつも楽しみです」と言ってもらえました。

お世辞で言っているのか本気なのかは、伝わってくるものです。本気でそう思っていると感じて、「ああ、自分の文章で人の心が動いたんだ。嬉しいな」としみじみ思いました。

生きている間に、どのくらいの人の話を聞けるやら。一人でも多くの人の話を聞いて、それを文章にまとめていきたいですね。一番、話を聞きたい人は、村上春樹さんです。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。