ブックレビュー「マインドセット『やればできる! 』の研究」

2018-05-14 16:57

こんにちは。良い本を読んだのでご紹介します。「マインドセット『やればできる! 』の研究」という本です。

 

 

 

 

タイトルだけを読むと、何やら根性論かポジティブシンキングかと思いますね。この日本語のタイトルは、ちょっと短絡的すぎるかなと感じます。

 

 

本の中でマインドは、大きく二つに分けることができると説いています。それらは以下の二つです。

 

・硬直マインドセット

・しなやかマインドセット

 

頭の柔軟性を表すのに、硬いとか柔らかいとか言うことがあります。それに少し近いです。

 

 

硬直マインドセットとは、人間の能力は生まれつき決まっていると考えるものの見方です。この考えを持つ人は、能力は努力しても変わらないと思っています。

 

そのため少しでもうまくいかないことがあると、投げ出してしまうという特徴があります。なぜかと言えば自分の能力とは決まっているものなので、失敗したりうまくいかなかったりすると、頭が悪いと思われてしまう。そう思われるのを防ぐために、硬直マインドセットの人は、チャレンジをしません。

 

そして努力もしません。能力ある人は努力せずともうまくいく、そんな考えがあるため、努力する=能力がないと認めることになるんです。

 

 

一方、しなやかマインドセットを持つ人は、人間の能力は努力次第で伸ばせると考えています。そのため難しい課題にも怯まずにチャレンジします。失敗することも、そこから学ぶものがあると考えて恐れません。

 

 

硬直マインドセットの人としなやかマインドセットの人が同じ課題に取り組むと、その差は顕著に表れます。最初は差がなくとも、硬直マインドセットが難しい課題を放棄するのに対し、しなやかマインドセットは難しければ難しいほど熱心に取り組むのです。

 

どちらが生きる上で必要なマインドかは自明のことですね。

 

 

この2つのマインドはどのように形成されるのでしょうか。一つには、幼児教育の仕方にあるようです。

 

硬直マインドセットを持つようになる人は、幼児期に能力を褒められることが多くあったそうです。例えばテストで良い点をとったとします。すると親は、「こんなに良い点を取るなんて、天才じゃないか」と子どもを褒めます。つまりテストを取るために勉強をたくさんしたことではなく、頭の良さといった元から備わっている能力を褒めるのです。

 

すると子どもは、自分の能力の評価を高く維持したいため、難しい課題を避けるようになります。

 

 

しなやかマインドセットを持つ人は、幼児期に能力ではなく行動を褒められます。例えばテストの成績が良ければ、「こんなに良い点を取るなんて、相当に努力したんだな。偉いぞ」と努力したことを評価されます。

 

その結果、子どもは努力そのものを評価の対象だと捉え、困難な課題が出現しても努力でクリアしようと考えます。難問を問いていくうち、さらに努力の継続に磨きを掛けていくんですね。

 

 

2つのマインドを読んでみて、自分にも硬直マインドセットに関して思い当たる点がありました。そういった2つのマインドがあると意識するだけでも、課題へ取り組む際の態度が変わってきそうです。

 

翻訳本ですが、内容はとても読みやすいです。おすすめです。

 


Category:映画・音楽・本

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