36枚撮りフィルムを、なかなか撮り切れない

こんばんは。フィルムで写真を撮ろうと思って、富士フィルムの36枚撮りを一本買いました。

カメラは一昨年他界したおじさんのカメラから、CONTAXを二台借りることにしました。

実は今、住んでいる家は、写真家だったおじさんがおばさんと2人で住んでいた家なんです。

どちらも亡くなってしまい、たくさんのカメラとともに家が空き家になったんですね。そこに去年の秋口から住まわせてもらっているという感じです。

フィルムで写真を撮ってみようと思ったのも、この家に住んでみたからです。せっかく家にフィルムカメラがたくさんあるのですから、試しに使ってみようかなと。

どんな風に写るのかとりあえず知りたくて、一番安価な36枚撮りフィルムを入れて街なかをここ2週間ばかり歩いています。でも、たったそれだけの枚数をなかなか撮り切ることができません。

試し撮りなので気軽にシャッターを切ればいいと思っているものの、いざカメラを持ち出すとなかなか機会に恵まれません。

デジタルカメラのときは、もっとたくさん撮っていたはずなんですが。

その違いは、すぐに確認できるかどうかにあると思います。デジカメの場合、それほど強く撮りたいと思わなくとも、とりあえず撮ってみようと思えるんです。

プレビューで確認して、気に入らなければ別の場所に移ればいいだけ。SDカード内にデータが一つ増えただけで、ほぼダメージはありません。

でもフィルムの場合は、撮れる枚数に制限があります。今入れているフィルムは36枚だけ。予備フィルムを持ち歩いているわけではないため、それが終われば物理的に撮ることができなくなります。

この枚数制限という足かせが、シャッターを切る行為を慎重にさせているんだろうなと。

フィルムとデジカメとでは、写真を撮るという行為自体が変わってきますね。交互に繰り返すことで、撮影そのものに良い変化が起きそうな気がしています。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。