不自由だから魅力がある。Hasselblad 500C/Mというカメラ

今年から、フィルムで写真を撮りはじめました。
最初は35mmで撮っていましたが、粒子があらくて「なかなかしんどいな」と思うことが多々ありました。

そこで35mmより四倍ほど多く光を取り込める、中判フィルムをやってみようかなと思いました。

他界したおじさんのハッセルブラッドを使わせてもらうことに

もちろん中判フィルムには専門のカメラが必要です。
有名どころではペンタックスの67がありますが、中古で20万円以上となかなかのお値段がします。
「ちょっとためしにやってみよう」とカジュアルには買えない金額。

そんな風に思っていたら、写真家だった伯父さん(2016年に他界)のハッセルブラッド 500C/Mというカメラを見つけました。
交換レンズが4本もあります。

ぼくはこのカメラのことをほとんど知らなかったのですが、ボディサイズがやけに大きい。
「この大きさは中判なのでは?」と思って調べてみたらやはりそうでした。

不自由な点が多々あるカメラ

カメラの真上からファインダーをのぞいて構図やピントを合わせるカメラで、6×6の正方形の写真になるのが特徴です。

そのためペンタックス67が10枚しか撮れないのに対し、ハッセルブラッドは12枚撮ることが可能です。

ただ現代のカメラに比べると、不自由な点が多々あります。

まず露出計がついていません。
露出は別に測って、シャッタースピードと絞りを調節する必要があります。

また重量がものすごく重い。
ボディだけで1390グラム。
標準レンズの80mm/f2.8をつけると1.5キロくらいになります。

極めつけは、ファインダーからのぞくと鏡をみているように逆になって写し出されるんですね。

撮るまでにともかく時間が掛かる

ともかく使ってみようと中判フィルムを購入して、街なかへ出て撮影してみました。

一本目を現像に出したばかりで、まだできあがりの写真は手元にありません。
楽しみでありつつも、「これは不思議なカメラだな」と戸惑う部分が多々あります。

現在主流であるデジタルカメラは、瞬間を逃さないような設計がたくさんなされていますね。

オートフォーカスの素早さや連射速度、立ち回りがしやすいよう重量も軽いです。
眼の前の瞬間を逃さないように、撮影までのスピードをともかく短縮しています。

でもハッセルブラッドは、ぜんぜんすぐになんて撮ることができません。

撮ってみようと思ってから、露出を測ってシャッタースピードと絞りを手動で決めます。

ファインダーをのぞくと真逆に写っているため苦労しながら構図を決め、さらにファインダーに収納されている拡大鏡を出してピントを手動で合わせるのです。

家にいる猫を撮ろうと思いましたが、とてもじゃないですが待っていてもらえませんでした。
まごついている間にどこかへ行ってしまいました。

ひとことで言うと、道具としてかなり不自由なカメラです。

道具がかわれば、そこから出てくる写真も当然ながらかわります。
これで撮るとどのような感じになるんでしょうね。

楽しみです。

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