映画「きみの鳥はうたえる」の感想

家の近くにシネモンドという小さな映画館があります。今日、午前の早い時間のうちに仕事を片付けて、ここに映画を見に行きました。

タイトルは、「きみの鳥はうたえる」。単館系の邦画です。そそられるタイトルですね。

感想は後回しにするとして、「シネモンドはこれからも足を運ぶことになるかな」と思ったので会員になることにしました。

入場料は一般料金が1,700円しますが、入会金1000円+年会費2,000円を支払って会員になることで、毎回1,100円でみることが可能になります。しかも20作品みるとポイントがたまって一作無料で鑑賞できます。

自転車で10分程度で行ける距離にありますし、会員になっておけば気軽に見に来れるなと。これからは単館系の作品もレビューしていけたらと思います。

ということで、今日見た「きみの鳥はうたえる」の話。素敵な予告編にひかれてみにいったのですが。

正直に書きますが、ぼくはあまり理解ができない映画でした。

内容はそれほど難しくありません。大まかな登場人物は、男性が4人と女性が1人。男性4人とも、この女性のことが好きという状況です。

で、最初にAという人と付き合い始め、平行して付き合っていたBという男性と別れ、最終的にAの友達のCという男性と付き合うことになるんですが、Aが「やっぱりお前のことが好きだ」と叫んで映画は終わります。

ストーリーはごく単純なものなんですが、「よくわからん」という感覚が残ります。それは、最後にAが「やっぱりお前のことが好きだ」という流れが腑に落ちないんだと思います。

そう思わせるだけの言動が見当たらなかったんですね。Aと同居しているCもまたその女性に思いを寄せているのはわかりました。でも女性がCへ心変わりしている様子も自分は読み取れなかった。

表情など細かい機微から読み取れという話かもしれません。

特に脚本が練られているわけではありません。日常的なシーンで淡々とカットをつないでいきます。(こういう手法も日本映画にありがち)

まあ一言でいうと、観客へ行間の理解を求める種類の映画です。日本は同民族で構成されたハイコンテクストな国なので、こういう雰囲気重視のふんわりした映画をわりと作る傾向にありますね。

映像で特徴的なことがひとつあって、バストアップもしくはクローズアップの映像が通常の映画に比べて異様に多いです。狭い室内でもレンズの選択を間違えたかのように、非常に窮屈な画角で撮影しています。

「これは何を狙っているんだろう…」と考えながらみましたが、わかりませんでした。

普通に考えれば緊迫感の演出なんでしょうけど。そういう映画でもないんですよね。

なんか、それまで入らなかったナレーションが急に挿入されたり、同じアングル・構図・画角で編集をつなぐ同ポジが多用されたり、映像の文法をあえて壊しているような印象を受けました。

見る人がみればその意図はわかるのかもしれませんが、自分にはわかりませんでしたね。

映像の色はとても素敵でした。明け方の大通りをフラフラしながら3人で渡る場面は、よいシーンだと思いました。ここは望遠の選択が活きていました。

ただ今年みた映画のなかで、最も上映時間が長く感じた作品でした。

最後に、今年劇場でみた映画の個人的なランキングです。

後を引く映画だし、おそらく数年後も記憶に残っていると思います。でもよくわからないなー、という感じ。映像が良くても、わからない映画はどうしても個人的なランキングは下の方になってしまいますね。

1 レディ・プレイヤー1
2 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
3 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
4 万引き家族
5 カメラを止めるな!
6 リメンバー・ミー
7 スター・ウォーズ 最後のジェダイ
8 ジュラシック・ワールド/炎の王国
9 シェイプ・オブ・ウォーター
10 きみの鳥はうたえる
11 キングスマン: ゴールデン・サークル
12 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
13 女は二度決断する
14 ヴァレリアン 千の惑星の救世主