誰も使っていないカメラ、CONTAX RX

2年前に亡くなった伯父さんのフィルムカメラを借りて、ぼちぼちと写真を撮っています。

防湿庫には何台ものカメラがありましたが、その中から中判フィルムのハッセルブラッド500CMと35ミリフィルムのCONTAX RXの2台をお借りしています。これらのうち、今のところ自分にいちばんしっくりくるのはCONTAX RXです。

ごくオーソドックスな作りの一眼レフカメラで、操作方法も今のデジカメと大差ありません。ISO感度やAFの設定がないぶん、あれこれ考えることなくシャッターを押すことができます。

特に気に入ったのが、シャッター音です。「パシュ!」ととても小気味の良い音がするんです。

シャッターを切ったときの音って、写真を撮るうえで重要だと思います。好きな音であれば、リズムよく気持ちよく撮影することができますよね。

仕上がってくる色合いも好きです。ほとんど標準レンズのPlanar T* 50mm F1.4ばかり使っていて、淡く、それでいて印象的な美しい色を出してくれます。

フィルムカメラといえば、著名な写真家も使っているひとが多いです。「CONTAX RXを使っている写真家はいるのかな」と思い調べてみましたが、ひとりも見当たりませんでした。

RXの上位機種であるRTSや、後継機のAriaならいましたけどね(特にAriaは大人気)。RXはいなかったです。

発売当時は、中級機という格付け。35ミリフィルムということもあり、写真家が使うには解像度が低いし、重量があるので取り回しも悪い。同じ性能を望むなら半分くらいの重さのCONTAX ARIAを選択するのでしょう。

この「有名な写真家が誰も使っていないフィルムカメラ」というのは、むしろ自分にとっては良かったです。有名な人がすでに使っていれば、どうしてもそのひとのイメージが自分の頭に残ってしまいますから。

ということで、重量がボディだけで810キロとなかなか重いカメラですが、大切にしながらいろいろなところへ連れ回していきたいと思います。