公開日 2018-10-25 最終更新日 2021-04-07
亡くなった伯父さんのHasselblad 500C/Mを使って、街なかの写真などを撮っています。
このカメラは普通の一眼レフカメラとは違って、上から覗き込んで撮るウェストビューファインタッチです。
しかもファインダーに映る像が、鏡のように左右反転します。
この「左右逆」が、撮影する上で足かせになります。
ファインダーをみながら、「もうちょっと左を入れよう」と思って左にカメラを振ると、逆に見えなくなってしまうのです。
軽く頭がこんがらがります。
自分が思うような構図をなかなかうまく取れません。
左右ばかり気にしていると、傾きや上下の余白がおろそかになります。
難易度が高いです。
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PME51プリズムファインダーを発見
そんなことを思いつつ伯父さんの防湿庫を探索してみたら、ハッセルブラッド用の外付けファインダーを見つけました。
型式を調べてみたところ、「PME51プリズムファインダー」というものでした。
これがなかなかの優れものでした。
PME51プリズムファインダーは、そのなかで像を反転させて、見たままの景色を映してくれるんです。
撮影が相当に楽になります。
しかも、露出計を備えていました。
ハッセルは露出計がないため、撮影のたびにiPhoneのアプリで調べていたんですよね。
あいにく電池が切れていたので、すぐにAmazonで購入。
4LR44 6Vという今まで使ったことのない電池でした。
総重量が、なんと2キロ近くに
早速、装着した状態で撮影をしてみましたが、想像以上に重量が掛かりました。
ハッセル本体と80mm/f2.8レンズだけで1470グラムするのが、さらに430グラム加算されます。
総重量は実に1900グラム。
かなり厳しい。
実際に撮ってみると左右反転は解消されて良いです。
視点もアイレベルを保てるため、あおりではなく被写体に正対して撮れます。
ただこれだけ重くてなると、やはり実用的ではないですね。
悩ましいところです。
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