取材のおもしろさ

今日は地元の企業へ行き、取材をしてきました。

ぼくは取材が好きです。なんで好きなんだろうと考えてみましたが、特定のひとの話をじっくり聞けるのが好きなんだと思いました。

普段、生活していると、会話をする機会自体はたくさんあると思います。でも思い浮かべてみてほしいのですが、ひとりの人の話をずっと1時間とか1時間半とか聞き続ける機会ってないと思いませんか。

講演や学校の授業などがありますが、それらは対話ではなく一方的に講師や先生が話し続けるだけですからね。一対一で話をして、ひとりがずっと話し続けることってほぼないです。

会社員であれば上司と二人きりで飲みに行くと、上司が一方的に話すケースがあるのかも。でも10分や20分ぐらい話したあと、「ところでお前の調子はどうなんだ」と部下の話もさせてみるはず。

というかそもそも、二人きりの対話で片方が1時間も一方的に話し続ければ、もう片方は聞く気がしなくなってスマホをいじりだしたりして。

人間というのは本来、自分の話をしたくてしたくてしょうがない生き物です。ひとの話を聞くより、自分の話を聞いてほしい。それが自然な欲求です。

ぼくも同じようにひとの話を聞いたり、「こっちの話も聞いてくれよ」と自分の話をたくさんしたりします。

でも取材では(当然のことですが)聞き役に徹します。自分の考えを話すことは基本的にほぼないです。それでも1時間や1時間半ぐらい聞き続けても飽きないんですよね。それどころか、「とてもいい話を聞けたなー」と充実感すらあります。

その理由は、ひとつに取材が仕事だからだと思います。話を聞いて文章にまとめるというのが自分のミッションで、その半分をやり遂げられたという満足感がある。

もう一つは、取材対象者の話というのは単純におもしろいんです。記事にするくらいですから、そのひと自身がユニークだったり、興味深い取り組みだったりします。そのことをじっくり時間をかけて聞くだけで、とても貴重な体験だと思えるんですね。

ということで、今日のお話もとてもおもしろかったです。あとは読者の方が読んで「なるほど、おもしろい!」と思ってもらえるよう、まとめるだけですね。がんばります。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。