映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想。今年ナンバーワンでした

イギリスの伝説的ロックバンド・Queenのリードボーカル、フレディー・マーキュリーの半生を描いた「ボヘミアン・ラプソディ」をみてきました。

見終わったあとに、「これは完璧な映画だ」と思いました。その理由を整理して書いてみます。ポイントは3つあります。

1 奇をてらわない、王道のストーリー

ストーリー展開が王道でした。まずオープニング。ライブ・エイドのステージへフレディー・マーキュリーが登場するまでを音楽に乗せて描いています。

映画をみている人たちにしてみればそのシーンが何を意味するのかわからないのですが、終盤に見事につながります。

オープニングの後は時間が過去へ戻り、フレディー・マーキュリーがバンドに加入し、スターダムを駆け上がっていく様子が描かれます。でも順風満帆とはいかず、メンバーと仲違いをしてソロ活動を始めるんですね。

結局はボロボロになりメンバーの大切さに気づいて元に戻り、ライブ・エイドという大きなステージで成功を収める。

この「出発→絶頂→挫折→帰還→大団円」という展開は、物語の典型的なパターンです。典型的なパターンということは、いちばん見ている人の琴線に触れるストーリーということですよね。起伏のあるストーリーで最後まで引き込まれました。

2 試練とともに成長していく主人公

この物語はフレディー・マーキュリーの成長が裏のテーマになっています。夜な夜な遊び歩くフレディー・マーキュリーに父親が、「good thoughts, good words, good deeds(善き考えを持ち、善き言葉を使い、善き行いをしろ)」と語りかける場面が冒頭にあります。

それに対してフレディーは、「そうやってパパは何かいいことあったのかい?」と生意気な言葉で言い返すんですね。なんとまあバカ息子なんでしょうか。

しかし挫折の末にメンバーの元へ戻り出演料なしのチャリティーライブへの出演が決まると、父親に対して「あなたの言う通り、good thoughts, good words, good deedsをしたよ」と言葉をかけます。

若い頃は説教じみた父親の言葉に反抗していましたが、苦労した末に「自分も良い行いをできるようになったよ」と穏やかな表情で話す。時を経てフレディーが成長している姿に、物語の厚みが増したように思いました。

3 PVを見ているかのような映像と音楽の一体感

映画に音楽はつきものですが、通常は盛り上げるためのBGM程度に使われます。でもこの映画ではプロモーションビデオのように、映像と音楽とが一体となっています。

特に最後のライブ・エイドのシーンは圧巻です。音に合わせてカット割りが絶妙になされていて、音楽の盛り上がりとともに高揚感が増していきました。

「王道のストーリー展開・主人公の成長・音楽と映像の一体感」この3つに酔いしれて、エンドロールの最後まで見てしまいました。

オープニングから最後まで飽きることがなかったですね。Queenのことをそれほど好きではありませんでしたが、帰りの車ではSpotifyのqueenをずっと聴いていました。2018年も押し迫ってきたこのときに、今年いちばんの映画が待ち受けていました。

最後に今年劇場でみた映画の、個人的なランキングです。「ボヘミアン・ラプソディ」は1位にしました。ストリーミング配信が出たら、もう一度みたいです。

1 ボヘミアン・ラプソディ
2 レディ・プレイヤー1
3 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
4 判決、ふたつの希望
5 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
6 万引き家族
7 カメラを止めるな!
8 リメンバー・ミー
9 スター・ウォーズ 最後のジェダイ
10 ジュラシック・ワールド/炎の王国
11 シェイプ・オブ・ウォーター
12 きみの鳥はうたえる
13 キングスマン: ゴールデン・サークル
14 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
15 若おかみは小学生!
16 女は二度決断する
17 ヴァレリアン 千の惑星の救世主