コミュニケーションの基本は、理解しようと努めること

2018-12-05 2:45

語学留学に来ていて「このときがいちばん英語の勉強になるな」と感じるときがあります。それはホームステイのホストファミリーと話をしているときです。

今回、ぼくがお世話になっている家には、70代前半の女性が暮らしています。名前はアンジェラ。この方が食事などを作ってくれるのですが、おそらくアイルランド滞在中に最も話す時間の長い人になると思います。

これは運が良かったとしか言えないのですが、アンジェラがともかくいい人なんです。ぼくの英語はかなりメチャクチャなわけですが、意味が理解できるまで辛抱強く話を聞いてくれます。

さらに彼女は日本に対して興味があるため、わりとややこしい感じの質問もしてきます。例えば「あなたの安倍政権に対する評価を教えてほしい」とか。「アメリカのことをどう思うか。日本がアメリカと仲良くする理由は何か」とか。

日本語でも答えたことのない質問です。これらをなんとか少ない語彙を駆使して説明するわけです。自ずとスピーキング能力は上がると思います。

アンジェラは平易な単語をつなぎ合わせて話すぼくの話を、「うんうん」とうなづきながら聞いてくれます。そしてそれについての意見を話してくれます。

こうして話してみるとわかるのですが、会話というのは「言語能力ではないな」と思います。

もちろん最低限の能力がないと会話は成立しません。でもそれ以上に大切なのは、「相手のことを理解したいと思うかどうか」だと思います。「相手に興味を持っているか」と置き換えてもいいかもしれません。

その意識の差によって、コミュニケーションは決まるように思います。

アンジェラがぼくの話を理解しようと努めてくれるように、ぼくもまたアンジェラの話をきちんと聞く。そしてお互いが、何を伝えたいのか一生懸命考える。

これって母語である日本語を話していると、なかなか気づけないことでした。英語のテクニック的な向上ばかりに気を取られず、コミュニケーションの基本も理解していきたいと思います。


Category:生活

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