日本とムスリムでは、結婚事情がかなり異なる

語学学校には色々な国から生徒がやってきます。彼らの国の文化や習慣の違いを聞くと、非常に興味深いものを感じます。

今日はサウジアラビアのひとに、結婚のことについて聞きました。そしてサウジアラビア人がさらっと話したなかに、ぼくにとって衝撃的なことがありました。

ムスリム(イスラム教徒)では当たり前のことらしいのですが、結婚前に恋人同士になることをしないそうです。つまり婚前交渉はご法度なんですね。

日本をはじめ多くの国では、「このひとは自分にとって合うのかな?やっていけるのかな」と結婚前に付き合う期間を設けますよね。それがないと結婚というのがのるかそるかの完全なギャンプルになってしまう気がします。相手のことを知る意味で重要な期間です。

でもムスリムでは付き合う期間をすっ飛ばして、いきなり結婚するのがごく自然なことなのです。気に入ったひとがいれば男性が自分の両親にそのことを告げ、両親から彼女の両親へ話がいき、2人はようやく話す機会を得ます。

そこで「やはりこの子と結婚したい」と思えば、再び両親を通してそのことを告げてもらうとのことです。

(ただし同じムスリムでも、トルコは緩いらしいので事情は異なるかもしれないと言っていました)

これはぼくの貧弱な英語力で聞いた話なので、ひょっとしたら細かい部分は間違っているかもしれません。気になる方は独自に調べてみてください。

ともかく国が変われば文化が変わります。そして当然ながら、それぞれ自分の国の文化や風習、習慣をごく自然なこととして受け入れているのです。

文化が異なっていること以上に、「自分の国のやり方をごく自然に受け入れている」という部分を興味深いと感じました。「日本でごく普通だけど海外ではすごく変なこと」も、きっとものすごくたくさんあるでしょうね。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。