ハッセルブラッドを使っていると、声を掛けられる

ロンドンに来て2日目です。ハッセルブラッドというフィルムカメラで街なかの写真を撮っているのですが、今日、2回声をかけられました。

どちらもカメラを構えているとき。「いいカメラだね!」とニコニコとした顔で話しかけられたんです。

カメラのことで声を掛けられたのは初めて

ぼくは海外の街なかを歩くときは、用心してカメラをサイドバッグのなかに入れています。取り出すのは撮るときだけ。そのわずかな時間で2度もカメラのことを話しかけられたわけです。

今までもデジタルカメラを持って旅にでかけていましたが、こんなふうにカメラをほめられたのは初めて。これはハッセルブラッドという古いカメラを使っているからだと思います。

面倒な昔のカメラを使っているのが珍しいのかも

どうして古いカメラを持っていると話しかけたくなるのか。それは今のカメラにはない面倒さを引き受けていることに興味を持つのかなと思うんです。

ハッセルブラッドを知っている人であれば、ブローニーフィルムで一度の装填で12枚しか撮れないとか。重量が重い。ピントがマニュアル。露出を測れない。などなど、不自由な点を理解しているはず。

それを受け入れてわざわざハッセルブラッドで写真を撮っているのだから、「おお、君はそんなめんどうなカメラで撮っているのか」とひとこと声をかけたくなるのかも。

あとはハッセルブラッドが同じヨーロッパのスウェーデン製というのもあるのかもしれませんね。

ともかく語学学校でのプレゼンのネタにも使いましたし、重くてもはるばる日本から持ってきてよかったです。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。