海外の人が知っている2つの日本語

海外へ旅行へ来ると、けっこう多くの人がぼくのことを日本人だとわかってくれます。不思議ですよね。東アジアに住んでいるひとの見た目は似ていると思うんですが、アジアへ行ってもヨーロッパへ行っても、ぼくは日本人と認識されます。

それで大概は日本語で話しかけられるんです。話しかけられるというか、去り際に日本語で挨拶をされるというか。

その日本語とは、「ありがと」と「さよなら」の2つです。この2つがぶっちぎり…、というかこれら以外、日本語で話されたことがありません。

つまりこの2つが最も有名な日本語で、なおかつ唯一知っている言葉なんだと思います。

ロンドンのゲストハウスで、受付へ質問に行きました。すると去り際に「ありがと!」と言われました。もう一度、別の用事で行ってみると、同じひとから「さよなら!」と言われました。

もう一度、行ってみると同じひとに対応してもらいましたが、日本語を言われませんでした。やはり「ありがと・さよなら」の2種類しか知らなかった模様です。

今日もポルトガルのスーパーでパンを買ったら、去り際に「ありがと!」と言われました。日本語を話したわけでもないし、ましてやパスポートを見せたわけでもない。それでもピンポイントで日本語の「ありがと!」を言われました。不思議です。

たぶん見分け方のひとつには、髪型があるのかなと思います。日本人は揃えずに無造作に切って、ナチュラルな雰囲気にするのが好きですよね。あとはファッション。原色を好まないのも特徴なのかな。

見た目に日本人とわかるのであれば、日本の方の迷惑にならないよう礼儀正しく振る舞おうと思います。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。