初めての土地でも、ネットで飲食店を探さなくなった

少し前の投稿で「海外の飲食店に躊躇せず入れるようになった」と書きましたが、飲食店に関してもうひとつ変化があります。それは、「ネットで調べず飛び込みで入るようになった」です。

いまはグルメサイトがたくさんあります。誰もがレストランを手軽に評価できる時代です。

するとその土地へ初めてきたひとが、まずはネットで店を探す。これはごく当たり前の行動です。グーグルマップでも評価を見れますし、トリップアドバイザーにはランク付けが載っています。

ぼくも去年5月に行ったイタリアでは、すべてトリップアドバイザーで調べてから食べるところを決めました。ランチもディナーもランキングをつぶさに見て、何店かをピックアップ。実際にお店まで行ってみて、外観の雰囲気などで入るかどうかを決めていました。

どうして前もって調べるかというと、それはひとえに失敗したくないからですね。せっかくの機会なのだから、安くて美味しいものを食べたい。リスクを取りたくない。失敗したくない。そのため評判のよいところを探すわけです。

でも今回のヨーロッパの旅では、一度もグルメサイト頼りにお店へ行っていません。じゃあどうしているかといえば、お腹が空いたタイミングで目についた店を見て、単純に「入ってみたい」「良さそうだ」と思えばそのまま入ることにしています。

ひょっとしたらネットで検索すれば、もっといい店に行けたのかもしれません。そういう意味では機会損失をしていますね。

でもなんだかめんどくさくなってしまったんですよね、そうやってネットで探すことに。まずかったらまずかったでいいじゃないか、そのことをブログに書けばいい。そんなふうにも思っています。

そして実際にまずい店があったかというと、それがないんですよね。どこも美味しかったです。

飲食店で美味しくない店というのはそうそうないですし、店構えを見ればだいたいは目星がつきます。

それにネットで探してから行くと、「ひょっとして候補に上げた別の店のほうが美味しいのでは」という不安がよぎります。探せば探すほど、「これは本当に良い店なのか」という確信がゆらいでくるようにも思うんです。

ただここまで書いてきて思ったのは、こういう心境になっているのも滞在が2ヶ月と長期に渡っているからかなと。1週間ほどの旅行になると、再びトリップアドバイザーにお世話になっているかもしれません。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。