バウハウス

2019-01-17 7:01

ベルリンに来て4日が経ちました。連日、雨が降っていたり、接客態度で心が折れたりとなかなか気持ちが上がりませんでしたが、バウハウスのデザインを見て「来てよかったな」と思いました。

バウハウスというのは、デザインをやっているひとなら誰でも知っているような有名な工芸・建築・美術・写真などの総合教育機関の名称です。開かれていたのは1919年から1933年までのたった14年間。グラフィックを専門に教えていたわけではないですが、その後のグラフィックデザインに大きな影響を与えています。

設立されたドイツには、バウハウス資料館があります。それを見に行きたかったのですが、なんとリニューアル工事中で閉鎖されていました。でも地下鉄U Ernst-Reuter-Platz駅の近くのギャラリーで、簡単な歴史の紹介と展示だけが行なわれていたんです。

その情報を知ってあまり期待せずに行ってみましたが、すごくよかったです!

貴重なものが置いてあるわけではありません。パネルでバウハウスの歴史が紹介されていて、あとはバウハウス出身の方の制作物が何点か展示されていました。でもそれだけでも見ていて刺激になりました。

バウハウスのデザインというのは、とてもモダンです。ひとことで言うとかっこいいです。

グラフィックデザインの技法自体はとてもシンプルなんですよね。フォントと写真と罫線だけの組み合わせです。なぜそれだけの素材でかっこよく作れるかと言うと、余白と色の組み合わせを緻密に計算しているからでしょう。

それだけのパーツで美しいものを作れるということは、デザインの本質を追求しているのだと思います。ただ揃えて整えただけではなく、そこには「こう見てほしい」という明確な意思がある。

ごくシンプルな組み合わせで的確に表現しているからこそ、ひとは引き寄せられるのだと思います。

スペインやフランスで歴史的な美術や建築をたくさん見てきました。その存在感に圧倒されつつ、バウハウスのような余分なものを極限まで取り払ったミニマムなデザインもまた素晴らしいと思います。

ベルリンに来てよかったです。


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