運命はあるのか

2019-01-21 7:03

みなさんは「運命」はあると思いますか?ぼくといえば、運命というほど強い言葉ではないかもしれませんが、「なるほど、あれがこうなったから結果的にこうなったのか」みたいなことはよく思います。

この流れみたいなものを運命と呼ぶなら、ぼくは運命を信じるということになります。

ベルリンの一週間をぼくはレベッカさんの家で暮らしました。レベッカはもともと知り合いではなく、エアビーアンドビーで「良い感じだから泊まりたいな」と思ったところだったんですね。

でもレベッカの家は、最初に選んだところではありませんでした。最初は別の良さげなところを見つけていたんです。でも予約申請せずにぐずぐずしていたら、埋まってしまいました。

そして次に良さげなところを見つけて申請を出すと、宿泊を拒否されてしまいました。ぼくは初めてのことだったのでめちゃくちゃショックだったんですが、エアビーではよくあることらしいです。

ホストが「なんか違うかな」と思ったらカジュアルに受け入れ拒否をするのだとか。まあ言うても日本人のおっちゃんですからね…。拒否されることもやむなしです。

そんなこんながあって、レベッカの家へ申請を出したのは3番目のことでした。

でも結果的にはこれがすごく良かったんですよね。レベッカの家での体験が。宿泊した部屋自体も良かったのですが、ファミリーがとても素敵でした。

レベッカには14歳のお嬢さんがいて、一緒に暮らしている男性がいます。エアビー上での紹介文では「Boyfriend」と書いてあるので、結婚はしていないのかもしれません。ということは、お嬢さんと男性とは血がつながっていないのかな。

でもこの3人がダイニングでくつろいでいるのを見ると、すごく仲の良い家族に見えました。子どもが宿題をやっている横で、2人が冗談を言い合っている。その雰囲気が幸せそのものに見えたんですよね。

日本にいると、こういう家族の形態を見ることってそんなにはないかもしれません。再婚して一緒に暮らすというのはあると思いますが、結婚しないまま子供と一緒に同居するというのはあんまり聞かないような。

それでいてすごくその姿が自然な状態に見える。愛情がありながら風通しも良く感じる。「こういう家族っていいよな」と素直に思いました。

先に希望していた二軒のどちらかに決まっていたら、彼らには出会えなかったわけです。体験は当然できず、こうして文章に書くこともなかったし、これを読んでいるひとにも届かなかったんですね。

こういう風に、「これがああなったから、こうなった」という流れでベルリンでの生活は、とても楽しく充実して終えることができました。運命という、目に見えないものは存在するんですかね。こういったささやかなことを含めるなら、ぼくはあると思います。


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