不得意なことの裏側に、得意なことがある。「勝間式 超コントロール思考」を読んで

不得意なことと得意なことは表裏一体だなと、とある本を読んで思いました。その本は経済評論家・勝間和代さんの「超コントロール思考」です。

内容は、不得意なことや嫌いな人とは付き合わず、自分の資源を得意なことや好きな人へ投下する。そうして人生の主導権を握り、主体的に生きていくというものです。

本の序盤で勝間さんは、自分自身が

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の傾向があり、また、HSP(Highlysensitiveperson)といわれる、さまざまな過敏性を持っています。

勝間式 超コントロール思考

と説明しています。ストレス耐性が低いからこそ、自分や環境をコントロールして生きていく術を身につけた、と話しているんですね。

自分に弱点があるから、本にできるほど主体的に生きるためのノウハウを積み上げられたということ。これって不得意を得意へ変換したことになりますよね。

この「不得意なことのちょうど裏側に得意なことがある」という感覚は、きっと誰しもが持っているものだと思うんです。

自分ができないからこそ、できることも存在する

自分を例に取れば、ぼくはともかく人と接するのが苦手です。普通に話したり冗談を言い合ったりはできますが、よほど慣れた間柄でないと結構、エネルギーを消耗してしまいます。

一言でいえば内向的な人間なわけですが、内向的なひとって自分自身とは常に対話をしているものです。ひとと話すのは苦手だけど、そのぶん自分とたくさん話しをしている。そういうひとは往々にして文章を書くのが得意です。なぜなら自分との対話とは、文章を書くことと同じだからです。

ぼくはライターという仕事をしているくらいですから、文章を書くことがそれなりに得意ではあります。

若いころはひととうまく話せないことにかなりコンプレックスを持っていましたが、そういった不得意な面があるからこそ、得意な部分もまた生まれている。その得意なことを活かして、ライターという仕事ができている。

そんな風に考えると、不得意も得意も両方必要だと思えます。そして大切なのは、不得意なことを無理してやらず、得意なことに注力するということなんですね。

勝間さんの本自体もとても参考になりつつ、得意と不得意のことについても改めて考えてしまいました。おすすめな本です。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。