海外一人旅は、あなたの人生を変えるか?

日本から出ずに暮らしているときは、「海外へ一人旅に出たら、人生が変わるだろうか」と考えたりしました。この4年間で16カ国へ一人旅してきました。その問いに答えを出すなら、「人生は変わる」と回答します。その理由を書いてみます。

前提として、「人生観」は変わらない

人生は変わりますが、人生観や自分自身の性格は変わりません。どれだけ一人旅を繰り返しても、自分は自分のままです。自分のパーソナリティというのは、思っている以上に強固なものです。

でも人生観は変わりませんが、一人旅から帰ったあとの未来は変化します。

とことん自分と対話することで、未来への行動が変わる

一人旅は孤独です。まわりは言葉の通じないひとばかり。どこに行くにもひとりで、一日のうちひとと会話する機会がほとんどありません。

そうなると必然的に自分との対話がものすごく多くなります。自分と話をし続けると、「これからどうしていきたいのか」「何を実現したいのか」「そのためにはどうすればいいのか」という課題にまで意識は降りていきます。

それこそ時間はたくさんありますからね…。最初はしょうもないことを考えていても、刺激の多い海外で旅していると、将来のことを考えずにはいられなくなるのです。

つまり、自分と対話することで何をやりたいのか鮮明になっていくんですね。海外の刺激的な事柄に触れることよりも、孤独の時間をたくさん過ごし自分ととことん向き合うことで、やりたいことが見つかっていくというイメージです。

行動するための自信が育まれる

旅をするうち「将来はこういうことをやってみよう」と思えたとしても、実際に行動しなくては何も変わりません。行動するには勇気が必要です。そして勇気とは、自分に自信を持つことから生まれます。

海外を一人で旅すると、トラブルがつきものです。大きな災難はなくても、小さなミスは際限なくあります。新しい国へ行けば、公共交通の乗り方のルールが変わります。通貨が変わります。言語が変わります。

新しい国の空港に降りた瞬間、生きるために必要な問題が押し寄せてきます。

無事に旅していくために、そういったものをひとつひとつクリアしていく必要がある。スマホを握りしめ何百回と検索を繰り返しながら、問題を解決していく。それを繰り返していくうちに、「一人でもなんとかやっていける」という自信が生まれてくるんですね。

そのため日本へ戻ってからも、目標に向かって淡々と行動できるようになります。行動することで人生は変わっていきます。結果的に海外へ一人で旅したことがきっかけで、人生は少しずつ変化していくのです。

これから旅したいすべての人へ。ぜひ最初の勇気を乗り越えて、見たことのない世界の国々へ飛び立ってください。ぼくもまだまだ旅を続けます。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。