語学学校の授業内容とは。果たして行く意味はあるか

2018年12月に3週間の期間、語学学校へ行ってきました。場所はヨーロッパのアイルランドです。アイルランドは英語圏なので、語学学校では英語を教わりました。

3週間程度でしたが、「英語の語学学校はこういうことを教わるのか」というのはわかりました。そのことについて書いてみます。

授業内容はグラマー・スピーキング・リスニング

クラス分けのために面談のテストが最初にあります。その結果、ぼくは初級と中級の間くらいのクラスに入りました。そんなにレベルは高くない感じですね…。

ぼくは週75時間というコースを受講しました。そのうちの約半分はグラマー(文法)の授業です。

言語にはルールがあります。文法というのは平たく言えばそのルールを明文化したもの。通っていた語学学校では10人くらいずつでクラスにわかれ、同じテキストを見ながら講師の授業を聞いていました。

内容は日本の中学英語で習うような事柄です。助動詞の使い方や現在完了、過去完了など時制の使い分け。直接話法と間接話法の書き換えなどです。こうして書き出してみると「あー、中学でやったかも」と思い出されるのではないでしょうか。

つまりぼくのクラスの文法の授業は、中学英語のやり直しでした。普通に高校受験をしたひとであれば、聞いたことのある内容ばかり。日本で独学でできるレベルですね。

残りの半分の授業は、スピーキングとリスニングでした。単語当てのゲームをしたり、講師が投げかけてくる質問を元にディスカッションをしたり。聴くことと話すことを集中的に行います。

生徒は基本的にフリーで話すことになるため、積極的に話す南米の生徒が中心となって授業が進んでいきました。学校側もそのことを踏まえているので、シャイな生徒でも発言できるよう気を配っていましたね。

グラマーよりもスピーキングとリスニングの授業のほうが、より実践的ではありました。

語学学校へ行くだけでは、効果的に英語習得できない

ただし「語学学校だけ行っていれば誰でも話せるようになる」とは思いませんでした。それこそ3年くらい通っていれば話は別ですが、3カ月〜1年程度、語学学校にだけ通うという生活では「聞き取れるようになれたかな?」という程度ではないでしょうか。

わざわざ海外の語学学校へ行くポイントは、英語しか話せない環境に身をおくことにあると思います。

実際にぼくの場合は、学校よりもホームステイ先での会話のほうが勉強になりました。夕ご飯が終わったあとに、ホストファミリーの方と2時間くらい毎日話しをしていたんですよね。

日本に興味のある方だったので、それこそ日本の文化や習慣の話とか、アイルランドの歴史や現在の状況、イギリスとの関係など。話す事柄は尽きませんでした。

おそらく学校へ行きながらホストファミリーの方と2時間話すというのを毎日続けていれば、1年間で英語はものになったように思います(実際には3週間でタイムリミットになったわけですが)。

英語に触れた分だけ、英語力は付いていく

あくまでも自分のわずかな経験によるものですが、語学学校へ行くだけではそれほど効果的な成果は得られないでしょう。語学学校へ行きながら、現地の人と知り合いになって毎日たくさん会話をする。聞くだけでなく、自分からどんどん発言をする。そうして英語に触れた量に応じて英語力は付いていくと思います。

語学学校へ入った初日のオリエンテーションで、学校案内をしたマネージャーが次のような話をしました。

「この学校に来て、成長する人としない人とは明確に分かれる。成長する人は毎日たくさん英語に触れている。成長しない人は、同じ国の人とばかりつるんで全然英語を使わない」

これに尽きますね。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。