自分の現実世界を変える。「学びを結果に変える アウトプット大全」レビュー

精神科医・樺沢紫苑さんの「学びを結果に変える アウトプット大全」という本を読んだので紹介します。

本は月に5〜10冊くらい読んでいますが、ブログで紹介するのは稀です。でもこの本を読んだあとに、「感想を書いてみたいな」と思ったんですよね。

この本を読むと、「アウトプットしたくなる」という効果がありそうです。アウトプットを強化したいひと、自己成長する手段を知りたいひとは読んでみるとよいかもです。

アウトプットすることで現実世界が変わる

本は三部構成になっています。

1 アウトプットすることで何が得られるか

2 アウトプットするための80のTips(ヒント)

3 アウトプットのトレーニング

という感じです。

アウトプットの反対語はインプットです。これらは入力(インプット)と出力(アウトプット)と分けられます。

入力は文字通り、脳の中へ知識を入れる作業です。本を読んだり、ひとの話を聞いたり、SNSで誰かの発言を聞いたりといったことですね。いくら知識を入れ込んでも、変わるのは自分の脳内世界だけです。実際の世界は何も変化しません。これは当然のことです。

でも当然のことながら、多くの人はインプットが大好き。本を読んだりセミナーへ出かけたりして、話しを聞いているときは「うんうん」うなづいても、翌日には忘れてしまうことが多いです。

対して出力は、行動すること全てです。話をしたり、文章を書いたり、それらをネットで発信したり。これらは自己成長につながりますし、発信したものに注目が集まれば自分の状況が変わっていきます。

つまりアウトプットによってのみ、自分の現実世界は変わるのです。

インプットアウトプットの比率は、3:7がベスト

インプットとアウトプットの比率はどのくらいがベストか。黄金比率は3:7と紹介しています。インプットした分の2倍強アウトプットするイメージですね。

アウトプットにはフィードバックが不可欠。3割のインプットから7割のアウトプットをして、失敗した点やうまくいかなかったことがないかフィードバックする。そしてフィードバックで気づいた部分を、次のインプットの材料とする。

こうやって螺旋状にインプットとアウトプットを繰り返すことで、自己成長が可能となります。

身近な人へ経験を話すだけでも、十分なアウトプット

アウトプットと聞くと、「なにか難しい文章を書かなくては」と構えるひともいるかもしれません。でも身近な人へ自分の体験談を話すだけでも十分なアウトプットです。

「うまく説明するためにはどう話せばいいだろう」そう考えるだけで脳は活性化しますし、体験そのものが「意味記憶」から「エピソード記憶」となって脳に定着します。

話すことはもちろんのこと、書くことも効果的。メールやメモ書き、プレゼン資料など、書く機会は身近なところにあふれています。これらもアウトプットとして意識的に行うことで、アイデアが浮かんだり内容の理解が深まったりします。

本の感想を書くことは、内容の深い理解へつながる

特にぼくが参考になったのは「本の感想を書く」ということでした。たくさんの本を読んでも、それが頭に残っていなければなんにもなりません。

「おもしろいと思った本は誰かに伝える(ブログに書く)」ということをマイルールにすれば、本を読んでいる途中で「これはどういう風に説明しようか」と書いてある内容に意識が高まります。

その結果、理解が深まりますし、実際におもしろかった部分をまとめることで、書いてあることを忘れなくなります。

「ひとに伝えたいかどうか」というセンサーが働けば、おもしろくない本の見切りも早くできそうですね。

押し寄せる情報に流されず、自分のアウトプットを続ける

いまはネット上に情報が溢れています。下手すると一日中インプットするだけで終わってしまいます。でも押し寄せる情報をただ受け取っているだけでは、自分の世界は何も変わりません。

ぼくは毎日ブログを書いていますが、この本を読んでより一層アウトプットをしていくモチベーションが高まりましたよ。おすすめです。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。