【結論】iPad Proは生産性を求める仕事には使えない

iPad Pro 11インチを仕事で使えないか試しました。

やってみた内容は以下です。

・取材した1,000字程度のテキストの作成
・取材時に撮影したRAWデータの現像

結論から言うと、こういった生産性を求める作業に使うのは厳しいです。

厳しいと感じたのは以下の点。

・テキストで全角スペースを入れられない
・納品のデータ形式を(無料で)作れない
・写真編集がかなり疲れる

一つずつ説明します。

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全角スペースを入れられない

まずはテキストの作成です。

自分は文字入力に親指シフトを使っています。
iPad Proで親指シフトを使うために、「かえうち」を買ってあります。

入力に関して大きな問題はありませんでした。
変換のときの挙動がパソコンとちょっと異なるので、タイプミスが多くなるくらいです。

エディタはApple系デバイスでのみ使用可能なUlyssesです。

ところが書いているうちに早速、問題が発生しました。
iOSは全角スペースを入れられないのです。

iPhoneやiPad Proで全角スペースを打つ機会がなかったので、気づきませんでした。

ウェブのテキストならいいんですが、今回は紙媒体のため段落の行頭は全角スペースが必要です。地味に困ってしまいました。

ネットで調べましたが、結局パソコンで打ったほうが早いと思い諦めました。

テキストを納品形式へ整えるのに手こずる

さらにテキストに関しては、もうひとつ問題が発生しました。

クライアントから納品はワード形式を求められています。
Ulyssesからワードへ変換すると、意味不明なインデントが入りました。
これだと体裁が悪いため、iPad用ワードをダウンロードしました。

しかしサブスクリプションのため、データ保存には月額1,290円を払わなくてはなりません。
いやいや、ワードを使うのにそんなお金は払えません…。
この時点で、iPad Proでのテキスト納品を諦めました。

写真編集はPCに比べ、めっちゃ肩が凝る

もう一つのRAWデータ現像についてです。

iPad Proはクリエイター向けのガジェットです。
写真編集は、AdobeのLightroom CCを使えます。

Lightroom CCは、PCとモバイルの連携を強化した写真編集ソフトです。
ひとつのデバイスからデータを取り込めば、紐付いているすべてのデバイスへ写真が同期されます。

同期はネット環境が良ければ、ほんの数秒で更新されます。
この同期の便利さは感動的ですらありました。

ところがiPad Proでの写真編集は、すごく肩が凝ってしまいました

モバイル向けにチューニングされているソフトですから、そんなに使いづらいということはないんです。
それでもものすごく疲れてしまうんです。

画面タッチより、トラックパッドが断然快適

なぜかすぐに理由がわかりました。

普段はラップトップのトラックパッドで操作をしています。
写真の編集は微妙な操作が必要です。
MacBookのトラックパッドはものすごく使いやすいので、そういった操作を難なくすることができます。

それに比べiPad Proは、画面タッチで調整しなければなりません。
これがトラックパッドに比べ、とても面倒なんです。

できないことはないけど、ともかく肩が凝ってしまう。
これもしばらくして諦めました。

生産性を求める仕事は、iPad Proには向いていない

結論として、iPad Proで仕事はできないことはないけど、PCに比べてめっちゃ面倒となりました。

ブログを書いたりiPhoneで撮った写真を誰かに送ったりといった、プライベートなニーズは十分に応えます。
でもガチで生産性を求められる仕事では、ストレスがたまりまくりです。

同じ仕事でもチェックには適しているんですけどね。
PDFにアップルペンシルで修正指示を入れれば、そのままメール添付で返送できます。
とても便利です。

パソコンに飽きたら、気分転換に使うのはアリ

だからといって「もう二度とiPad Proでは仕事をしない」というわけではないです。
同じデバイスで仕事すると飽きますから、気分転換にiPad Proを使うのは全然アリ

今後のアップデートでもっとビジネスユースに寄せてくるでしょう。
現状では、「ここがもうちょっとこうなればなー」と歯がゆい思いをしながら、ゲーム感覚で使うのがいちばん良いかもしれません。

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Hasselblad 500C/Mで、写真を撮っています。