名刺をいつも忘れるので、もはや持たないことしました

名刺を持つのをいつも忘れてしまいます。そのため初対面のひとに会っても、名刺をもらうだけで終了します。

気まずい思いを少ししつつも、しょうがないかなと思っています。もう名刺を持つのをやめたいと心の中で思っているんですよね。

スマホ以前の世界では、名刺はよくできたツールだった

スマホが登場する前は、名刺のやり取りって重要だったと思います。名刺というのはよくできているツールです。名前と住所、電話番号、メールアドレスが小さな紙にもれなく書いてあります。

しかも大きさのフォーマットがほぼ決まっているため、保存も便利。市販の名刺フォルダーを買えば、だいたいの名刺は収納できました。

自分も10年くらい前は主要なひとの名刺をフォルダーに入れて、鞄の中にいつも入れていました。

その場でLINEの交換をすれば事足りる

でもスマホが登場してほとんどのビジネスマンが持つようになってから、事態は変わりましたよね。名刺交換しなくても、その場でLINE交換すれば連絡はすぐ可能になります。

LINEであれば音声通話もできますし、メールアドレスが知りたければLINEで送ってもらえばいい。というかデータの送受信もできるので、メールである必要はもはやないんですが…。

となると、「じゃあなんで名刺ってなくならないの?」と思ってしまう。自分はどうしてもそれが形式とか儀式とかに思えてしまうんですよね。本当は「これって要らないんじゃない?」とみんな薄々わかっているのに、なんとなく惰性で続けてしまっているというか。

「名刺交換してるのってなんかおかしくない?」という感覚

もちろん会社勤めであれば、「どこの会社に勤めているか」「その会社は何をやっているのか」「その中でどういう部署についているのか」という情報は必要かもしれません。でもフリーランスだとほとんど意味を感じないんですよね…。

なんとなく惰性で続けているのは楽なことなんですが、「これって必要なのかな」という視点は常に持っておきたいと思っているんです。

スマホという小さなコンピュータをみんなが常に持っている時代にあって、「いまだに名刺交換するのはなんかおかしくない?」という感覚は持っていたいんですよね。じゃないと思考停止がデフォルトになってしまいそう。

ということで名刺を持つのを忘れてしまいますが、それは自分にとってしょうがないことだともはや諦めることにしました。


金沢在住のフリーランス・ライター。2014年より海外への一人旅をはじめる。これまでに訪れた国は16カ国。旅に使っているカメラは、2016年秋に亡くなった写真家の伯父・富岡省三氏のHasselblad 500C/M。