最もタチの悪いSNSは、YouTube。そう確信した

先日、知人から「おもしろい動画がある」と言われて、YouTubeを見てみました。

内容は犯罪多発地域で犯罪者をおびき寄せ、あえて窃盗させた上で犯人を追い詰めるというもの。

なるほど、確かにおもしろかったです。
映像の質は悪く、展開はダラダラしていました。
でもそれが余計にドキュメンタリーっぽさを出し、引き込まれてしまいました。

地上波のテレビでも、「警察24時」みたいな犯罪系ドキュメンタリー番組をやっていますよね。
あれをかなり雑に作った感じです。

動画は一本ではなく、シリーズになっています。
一つを見終わると、自動的に関連動画が流れます。
すると、やめるタイミングをなくして、いつの間にか数時間を費やしてしまいました。

やめようと思っても「次の動画」がカウントダウンされると、ディスプレイを見続けてしまうのです。

この日にはっきりわかったのですが、いまネット上にあるSNSのうち、最も有害なものはYouTubeですね。
ぼくは、そう確信しました。

SNSといえば、Twitterやインスタグラム、Facebookなどが有名です。
これらとYouTubeとの、大きな違いはなにか。
YouTubeは広告をつけることで直接収入を得られるんです。

収益は、再生回数によって決まります。
「1再生につき00円」という感じで、報酬が決まっているんですね。

「いいね」をもらったり、フォロワー数(チャンネル登録)を増やすだけでなく、収益が絡んでくる。
となるとアップされる動画の中には、「ともかく再生回数を上げるため」の刺激的なものが出てきます。
これは当然のことです。(それを危惧してか、YouTubeも規制を強めています)

刺激の強い動画といえば、やはり暴力的・性的要素のものとなります。
ぼくが見た犯罪系の動画も、暴力的なカテゴリーに入ります。

一度、刺激的な動画を見てしまうと、脳が刺激されて、もっと見たくなってしまいます。

しかもYouTubeは、無料で見られます。
暴力的な映像を見たからといって、自分はディスプレイの前という安全地帯。
そして一つを見ると、関連動画がいつまでも流れていく。
脳が興奮を求め、視聴をいつまでもやめることができない。

夕食も取らずに見続けた末、「これはどう考えても有害だ」そう結論づけました。

刺激(快楽)を求めて、いつまでも見てしまう。
麻薬と一緒です。

麻薬と違ってお金は掛からないし、身体への影響はありません。
でも動画を見続けた結果、膨大な時間が取られてしまいます。

時間が取られてもそれが自分のためになればいいんですが、刺激ある動画をいくら見たところで、残るのはザワザワとした心のざわめきだけです。

いっときの快楽はあっても、その後の自分の人生にはなんら役立ちません。

その昔はテレビが有害なものとされ、家庭によっては子どもへ視聴時間を制限していました。
ぼくが子どものときも、一時期「テレビは一日2時間まで」と決められました。
テレビはリビングにしかなかったため、それに従うほかありませんでした。

今は中学生くらいになるとみんなスマホを持つでしょうし、いくら制限したところで、自分の部屋に入ってしまえばいくらでもYouTubeを見れてしまいます。
大人はもちろんのこと、子どもにとってもこの流れを止めるのは不可能です。

中毒的にYouTubeばかり見る社会が、どのような未来を描くのか。
それは知る由もありませんが、ともかく「ネットに常時接続しているスマートフォン」は、これからの人類に多大な影響を与えるのは間違いないですね。

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