MacBook Pro 16インチの速度を検証。Adobeソフトの画像・動画の書き出しで計測・レビュー

2019年11月14日に発売がスタートした、MacBook Pro 16インチ。
それまでの15インチが廃止になり、入れ替わるかたちで追加されました。

発売から遅れること一ヶ月の2019年12月13日に、自分もこのマシンを購入。

使用から半月ほど経過したところで、スピード面からレビューをしてみます。

MacBook Pro 16インチの速度を検証。Adobeソフトの画像・動画の書き出しで計測・レビュー

さて、自分の手元には新しく購入したMacBook Pro 16インチのほかに、それまで使っていたMacBook Pro 13インチ(2017年モデル)とiMac27インチ(2017年モデル)があります。

今回は新しく届いたMacBook Pro 16インチと、MacBook Pro 13インチ、iMac 27インチの3機種を比較してみます。

それぞれのスペックは、以下の通りです。

MacBook Pro 16インチのスペック

2.4GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ
AMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)
32GB 2,666MHz DDR4メモリ
1TB SSDストレージ

プロセッサとグラフィックスを最上位にカスタムし、さらにメモリを32GBに増量しました。
価格は、税込¥402,380。

今回はカスタムしたこともあり、アップルローンを利用して購入です。

アップルローンを使うかどうかなど、Mac製品の購入方法の考察記事はこちら。

MacBook Pro 13インチ(2017)のスペック

2.3GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ
Intel Iris Plus Graphics 640
16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ
512GB SSDストレージ

iMac 27インチ(2017)のスペック

3.5 GHz クアッドコアIntel Core i5プロセッサ
Radeon Pro 575 4 GB
40 GB 2400 MHz DDR4メモリ
1TB Fusion Drive ストレージ

MacBook Pro 13インチとiMac 27インチは、どちらもメモリのみ増量しています。
プロセッサやグラフィックスは、標準スペックのまま。

iMacに関しては、購入後にサードパーティの16GBのメモリを2枚入れて、8GB(標準搭載)+32GB(サードパーティ製)で40GBにしています。

ちなみに購入したメモリは、以下です。

3機種のスペック比較

検証結果をお見せする前に、3機種のスペックをわかりやすく並べてみます。

MacBook Pro 16インチ(2019)MacBook Pro 13インチ(2017)iMac 27インチ(2017)
プロセッサ2.4GHz 8コアIntel Core i92.3GHzデュアルコアIntel Core i53.5 GHz クアッドコアIntel Core i5
グラフィックスAMD Radeon Pro 5500M(8GB GDDR6メ‍モ‍リ搭載)Intel Iris Plus Graphics 640Radeon Pro 575 4 GB
メモリ32GB 2,666MHz DDR416GB 2,133MHz LPDDR340 GB 2400 MHz DDR4
ストレージ1TB SSD512GB SSD1TB Fusion Drive

差があるのは、やはりCPUです。
13インチとiMacがともにIntel Core i5なのに対し、16インチはIntel Core i9。

しかも16インチはコア数が8個のオクタコアに対し、iMacは4個のクアッドコア、13インチにいたっては2個のデュアルコアです。

16インチが13インチに圧勝するのはスペック的に当然として、iMacと比べどちらがどのくらい速いか気になるところです。

自分の予想では2年前の機種とはいえ、デスクトップのiMacはMacBook Pro16インチにそこそこいい勝負をするのではないかと…。

結果は、意外なものになりました。

スピードの検証結果は?

では、スピード比較の結果をご紹介します。

検証は、使用頻度の高いAdobeソフトを使って行いました。
それぞれのソフトの起動するまでの時間と、写真や動画の書き出し時間を計測しました。

Adobeソフトの起動時間

Illustrator2020

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
15.03秒13.53秒27.56秒

Photoshop2020

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
8.84秒7.92秒13.24秒

Lightroom Classic

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
12.42秒12.82秒18.39秒

Premiere Pro 2020

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
19.48秒25.44秒1分21.40秒

Dreamweaver

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
8.85秒11.05秒18.59秒

Adobeソフト起動時間の検証結果

5ソフトのうち、MacBook Pro 16インチが3つトップを取っています。

また、MacBook Pro 13インチが2つトップを取っています。
健闘が光りますね。

かたや、iMac 27インチの体たらくときたら…。

この結果からわかるのは、起動時間はCPUの性能だけでなく、ディスプレイの大きさも関係してくるようですね。

確かに13インチと27インチとは、大きさの差が2倍以上あります。
大きなディスプレイになるほど表示にタイムラグが生じるのは、致し方ないのかもしれません。

つまりここからわかることは、「画面の小さなラップトップPCであれば、CPUに関係なくそれなりの起動速度が出る」ということですね。

画像・動画データの書き出し時間

続いてデータの書き出し速度です。作業をする上では、こちらがより重要です。

Lightroom Classicで、rawデータの書き出し

※rawデータのセンサーサイズは、APS-C。書き出しは、JPG・枚数166枚・長辺3000px・解像度240に設定

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
5分29.22秒14分50.51秒9分44.94秒

Premiere Pro 2020で、動画データの書き出し

※3分33秒のシーケンス(AVCHD 720P24)を、H.264の形式で書き出し

MacBook Pro 16インチMacBook Pro 13インチiMac27インチ
28.01秒42.25秒34.37秒

Adobeソフト検証結果

こちらは、期待通りの結果が出ました。
画像も動画も、MacBook Pro 16インチの書き出し速度がいちばんです。

特にLightroomを使ってのrawデータは、16インチと13インチで大きな差が出ました。
時間にして約3倍。

画像の100枚以上の書き出しは日常的に発生するので、その際はMacBook Pro 16インチの性能の高さが発揮されます。

またiMac 27インチに比べても、MacBook Pro 16インチは圧勝です。

普段の作業を、ほとんどiMacで行っているのですが…。
時間的損失を考えると、MacBook Pro 16インチでやったほうが良いですね。

速度面で、MacBook Pro 16インチが圧勝

あくまでも、ぼくが持っているMacの範囲内になりますが、速度面ではMacBook Pro 16インチがダントツに速いという結果です。

MacBook Pro16インチへ買い替えを検討しているなら、現状のMacのプロセッサがCore i5の場合、幸せな結果が出そうです。

作業をする上で、パソコンの速度は速いに越したことはありません。
Core i9を積んだMacBook Proは、その期待に応えてくれるでしょう。

ご参考になれば、幸いです。