作業環境でいちばん大切なのは、椅子。2011年独立のフリーランサーが、オフィスチェアに投資すべき理由を解説します

テレワークが注目を集めている昨今、自宅の作業環境を考えている方も多いのでは。
ぼくは2011年に独立し、2020年で丸10年を迎えました。
もともと効率化を考えるのが好きで、いろいろ環境整備をしてきました。

その経験を踏まえ、在宅勤務の場合、準備する機材として大切なのは2つだと思っています。
それは、ハイスペックなパソコンと作業用の椅子です。

このうちパソコンは準備する方が多いと思いますが、椅子は「キッチンにあったやつでいいか」と手近なもので済ませていませんか。
良い椅子を選ぶことは、作業効率の観点でとても大切です。

その理由は、以下のような感じです。

1 集中力を持続できる
2 作業時の疲労が軽減する
3 一度、良いものを買えば、頻繁に買い換える必要がない

最初にこれら「良い椅子を選ぶ理由」を説明したあと、「では、どういった椅子を選ぶべきか」を解説します。

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良い椅子を選ぶべき理由

1 集中力を持続できる

作業用チェアに限った話ですが、良い椅子の条件の一つは「身体を固定してくれること」です。

良い椅子は、座るだけで正しい姿勢になります。
背もたれや腰当てが、そのように調整されているんですね。

負担なく正しい姿勢が維持できれば、身体が痛いこともなく、意識が余計なところへ分散しません。
その結果、集中力を持続できます。

2 作業時の疲労が軽減する

良い椅子は、ともかく疲れないよう設計されています。

ぼくはいわゆる事務用のキャスター付きの椅子から、10万円くらいのエルゴヒューマンに買い替えました。
そのときに、「椅子をかえるだけで、これほど疲労度が変わるのか」と驚きました。

それまで「椅子なんて、それほど違いはないだろう」と思っていましたが、実際に使ってみて考えを改めたのです。

デスクワークは、たった一日で終わるわけでなく、毎日何時間も続いていくものです。
少しでも疲労度を和らげれば、生産性が高まるだけでなく、生活そのものが快適になります。

3 一度、良いものを買えば、頻繁に買い換える必要がない

最初に在宅ワークに必要なものとして、「ハイスペックパソコンと良い椅子」を上げました。

このうちパソコンは、毎年のように性能がアップします。
3年くらい使い続けたなら、スペック的に買い替えたほうが仕事のパフォーマンスが向上します。
つまりパソコンは、絶えず投資の必要なものなんです。

一方、椅子は一度良いものを購入すれば、長い間つかえます。
なぜなら性能そのものは、それほど劇的には変化しないからです。

ぼくは2014年4月にエルゴヒューマンのオフィスチェアを買ってから、一度も買い替えていません。
メッシュの生地もへたることなく、まだまだ使えると思っています。

高い買い物とは言え、毎日、何年も使用できるなら、日割りの金額はどんどん安くなっていきます。
つまり高価な椅子を買うことは、結果的にコスパが良いのです。

どんな椅子を買うべきか

ここからは、「では、どのような椅子を買うべきか」を書いてみます。

ただぼくは、エルゴヒューマンの椅子しか体験したことがありません…。
なので「エルゴヒューマンを使って良かったところ」という視点でご紹介します。

ポイントは、以下の4点です。

1 キャスター付き
2 背もたれ・肘置き付き
3 ヘッドレスト付き
4 すべての箇所を調節可能

1 キャスター付き

キャスター付きか否かであれば、キャスター付きをおすすめします。

オフィスワークは静止して行なうものですが、キーボードやディスプレイに合わせて、微妙に椅子の位置は動きます。
これがキャスター付きであれば、自分のベストのポジションへ自然と移動が可能です。

また体もキーボードを打ちながら、少しずつ左右に揺れるものです。
椅子がまったく動かなければ、それは体へ小さなストレスを与えてしまいます。
まずは、キャスター付きを選びましょう。

2 背もたれ・肘置き付き

さすがに背もたれの付いていない椅子で、作業するひとはいないでしょうが…。

たまに打ち合わせで会社訪問すると、社員さんが肘置き(アームレスト)の付いていない椅子で作業しているのを見ます。
これが結構、ショックなんです。

肘置き付きかどうかは、高くても1万円程度の違いでしょう。
でも椅子に肘置きがあるかないかで、疲労度はかなり変わってくるんです。

疲労が少なければ、生産性はアップします。
肘置きのコストを削りその結果、生産性を落としていれば、何をやっているのかわかりません。

肘置きは、デスクと同じ高さに調節できるものがベスト。
キーボードやマウス操作のとき、肘置きに肘を置いたまま作業できると、かなりの負担減になります。

エルゴヒューマンEHP-LPL F-BK

3 ヘッドレスト付き

3つ目は、ヘッドレストがあるかどうかです。

高額な椅子の場合、こちらはオプションが多いです。
付けるか付けないかで数万円かわってくると思いますが、予算に余裕があれば付けることをおすすめします。

頭は、体重の10%くらいを占めています。
50キロの体重であれば、5キロです。

そんな重いものを、首の筋力だけで支えているのです。
作業を長時間つづけていると、首が凝ってくるのは言わば当然の話。

少し疲れてきたら、ヘッドレストに頭を置ける。
これだけで、作業時のストレスは軽減します。

オフィスワークはともかく脳を酷使しますので、ヘッドレストを付けていたわってあげましょう。

4 すべての箇所を調節可能

これができるということは、10万円近くの高額な椅子になってしまいますが…。
座面の高さはもちろんのこと、座面の角度、背もたれの角度、腰の高さなど、あらゆる箇所を調節できるものがベストです。

人間の体は、似ているようで一人ひとりが異なっています。
安価なオフィスチェアは、座面の高さだけ調節可能なものが多いですが、それだけでフィットする椅子には到底なり得ません。

背もたれや座面、アームレストなど細かな箇所をすべて調節し、まさに包み込むような椅子に設定すること。
これこそが、もっとも高い生産性を生み出します。

すでに記載しましたが、高い生産性であれば、椅子にかかった費用は回収可能です。
しかも一度投資すれば、かなり長い期間、使うことができます。

もし毎日、数時間もの在宅勤務が発生するなら、良い椅子への投資を検討してみてください。

良い椅子を使って、良い仕事を

ここまで「作業時の椅子の大切さ」について、書いてきました。

会社勤めであれば、高価な椅子を要求するのはなかなか難しいかもしれません。
でもこれからテレワークが増えてくるなら、話は別です。

資本である自分の身体を大切にしながら、良い仕事をやっていきましょう。

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Hasselblad 500C/Mで、写真を撮っています。