下位・中堅・最上位と、バランス良く揃っています。
Kindleとは、Amazonの電子書籍を読むための専用端末です。
今は3種類が出ていて、値段も機能も差があります。
ぼくは以前、Kindle Voyageという端末を使っていました。
こちらは廃番になってしまいましたが、すごく使いやすく読書がはかどった記憶があります。
Kindle Voyageは旅行中になくしてしまったため、「そろそろKindleを買い直そうかな」と思っているところ。
そこでこの記事では、Kindleの3機種を比較検討してみます。
購入を考えているひとの、ご参考になれば幸いです。
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Kindle端末の比較。自分の読書量に合わせて、最適な機種を選ぶ
いま出ているKindle端末は、以下の3機種です。
Kindle
Kindle Paperwhite
Kindle Oasis
これらの詳しい違いは後述しますが、ざっくり書くと値段とそれに伴う機能が異なっています。
下位モデルと最上位モデルで、3倍以上の価格差
一番安い端末がKindleで、通常価格が8,980円。
1番高い端末のKindle Oasisは容量や回線の違いなどで値段が変わってきますが、通常価格で29,800〜40,980円します。
つまり下位モデルと最上位モデルで、価格差は3倍あるわけです。
そのちょうど中間に、Kindle Paperwhiteがあります。
そもそもKindleって必要なの?

Kindleは一般的なタブレットとは違い、できることが限られています。
それは「Amazonがリリースしている、電子書籍を読むこと」です。
一応、PDFも取り込んで読めますが、購入する人の目的は「Kindle書籍の読書」に間違いはないでしょう。
でもKindle書籍って、スマホでもパソコンでもiPadでも読めますよね。
なのにわざわざKindleを買う意味ってあるんでしょうか。
これは買ってみないとわからないんですが、Kindleで本を読むとともかく読書がはかどるんです。
Kindle端末のメリット
ではここから、Kindle端末のメリットを書いていきます。
以下、5点のような感じです。
1 軽くて持ちやすい
2 ほどよい画面サイズ
3 3 ブルーライトを発光しないので、睡眠に影響しない
4 ストアから選んで、すぐにダウンロードできる
5 バッテリーが保つ
ひとつずつ説明します。
1 軽くて持ちやすい
読書するときに、端末の重量はとても大切です。
片手で苦もなく長時間持てて、なおかつ視認性の確保できるのが重要。
その点、Kindleは、それぞれ200グラム以下です。
大型スマホよりちょっと重いくらいですから、ベッドに寝転がりながら楽な姿勢で読書を楽しめます。
これがまず大きいです。
2 ほどよい画面サイズ
軽いのが良ければスマホで読めばという感じですが、Kindleは6インチ〜7インチと画面サイズもほどよいです。
10インチくらいになると、大きくて扱いづらくなります。
視認性と持ちやすさを備えた、バランスの良いサイズ感です。
3 ブルーライトを発光しないので、睡眠に影響しない
Kindleのディスプレイは、スマホやタブレットと違いブルーライトをほとんど発光しません。
そのため寝る前にベッドで読書をしても、睡眠に悪影響を及ぼさないんですね。
もちろん紙の本もブルーライトなど発光しませんが、暗い場所だと読めません。
一方、Kindleは、ディスプレイを照らすフロントライトがついていて、暗い場所でも問題なし。
ライトが直接目に当たらないため、目も疲れにくいです。
4 ストアから選んで、すぐにダウンロードできる
iPadでKindle書籍を読んでいると、ちょっとストレスに感じます。
アプリの仕様上、新しく本を買うには、一旦WEBのAmazonから購入する手間が生じるんです。
KindleはAmazonが発売している端末ですから、もちろん端末内のストアで本を買って、即座にダウンロードが始まります。
これもストレスのかからない大きなポイント。
5 バッテリーが保つ
バッテリーが保つのも、Kindleの特徴です。
ディスプレイにパワーがかからない分、バッテリーの消費が少なくて済むんですね。
公式サイトを見ると、どの端末も一回の充電で数週間利用可能としています。
実際、以前Kindle Voyageを使っていたときには、充電をしていた記憶がそんなにないです。
毎日、相当ヘビーに使っていましたが、電池が保たないマイナスイメージがないですね。
デジタル機器は、バッテリーがなくなると何の役にも立ちません。
バッテリーが保つのは、最大と言っていいくらいのメリットです。
Kindle端末のデメリット
もちろんKindleには、デメリットもあります。
大きなデメリットは、読書しかできないことです。
もうひとつは、ディスプレイがグレースケール(カラーじゃない)なことですね。
ただこれらデメリットは、読書リーダーとしてみるとメリットになります。
ネットを見れないこともディスプレイが白黒なことも、どちらも集中して読書をするには好条件。
つまりともかく読書することに特化した端末が、Kindleというわけです。
3機種のスペックと料金比較
では発売されている3機種のKindleを、価格やスペックで比較してみます。
わかりやすく表組みにしたのが以下になります。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
容量 | 8GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
バッテリー持続時間 | 数週間 | 数週間 | 6週間 |
防水機能 | なし | IPX8等級 | IPX8等級 |
色調調節ライト | なし | なし | あり |
明るさ自動調節 | なし | なし | あり |
自動画面回転機能 | なし | なし | あり |
ページ送りボタン | なし | なし | あり |
カラー | ブラック、ホワイト | ブラック、トワイライトブルー、プラム、セージ | ブラック |
接続 | wifi | wifi/wifi+無料4G | wifi/wifi+無料4G |
本体サイズ | 160 mm x 113 mm x 8.7 mm | 167 mm x 116 mm x 8.18 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm |
重量 | 174グラム | wifi:182g/wifi+無料4G:191g | 188グラム |
3機種のオプション別価格と良い点・今ひとつな点
Kindleは容量や接続方法によって、価格が異なってきます。
それぞれの端末のオプション別価格と、良い点・今ひとつな点をご紹介していきます。
Kindle
まずは下位モデルのKindleから。
オプション別料金
広告つき | 8,980円 |
広告なし | 10,980円 |
広告つきモデルではありますが、10,000円を切るのが魅力的ですね。
良い点
Kindleの良い点は、安いことです。
もう、正直言ってこれだけと言っていいでしょう。
広告付きの最安モデルが8,980円と、非常に手の出しやすい価格です。
「Kindleが自分に合うかわからない」といった方にとって、低価格モデルがあるのはありがたいですね。
今ひとつな点
ただし価格が安い分、端末としての性能は他の2機種に比べて1番低いです。
もっとも気になるのが、解像度の低い点です。
普段iPadなどのキレイな画面に見慣れていると、荒い表示が気になってくるかもしれません。
またフロントライトも他の2機種に比べて暗いですし、「毎日、寝る前に1時間使う」といったヘビーユーザーなら避けたほうが良いでしょう。
Kindle Paperwhite
次に、中堅モデルのKindle Paperwhiteをご紹介します。
オプション別料金
8GB・広告つき・wifi | 13,980円 |
8GB・広告なし・wifi | 15,980円 |
32GB・広告つき・wifi | 15,980円 |
32GB・広告なし・wifi | 17,980円 |
32GB・広告なし・4G | 22,980円 |
良い点
Kindle Paperwhiteの良い点は、価格と性能のバランスが良いことです。
広告つき8GBの最安モデルで13,980円。
ディスプレイの解像度も高く、防水機能も付いています。
Kindleよりも、かなり幸福度は高いと思います。
ちなみに無料4Gモデルは、32GBの広告なしのみ選択可能です。
今ひとつな点
ほぼ欠点はないように思いますが、上位機種のKindle Oasisに比べると性能面で少し物足りない部分もあります。
フロントライトの数が少なくやや暗いことと、ページ送りの物理ボタンがないことです。
でもこれらは、それほど大きな欠点ではないですね。
Kindle Oasis
最後に上位機種のKindle Oasisをご紹介します。
オプション別料金
8GB・広告つき・wifi | 29,980円 |
8GB・広告なし・wifi | 31,980円 |
32GB・広告つき・wifi | 32,980円 |
32GB・広告なし・wifi | 34,980円 |
32GB・広告なし・4G | 40,980円 |
良い点
Kindle Oasisの良い点は、性能が最も優れているところです。
下位機種の機能はすべて備えた上、画面が最も明るく色調も変えられます。
防水はもちろん、ページ送りの物理ボタンもついています。
1番の特徴は、片手持ちに特化した形状ですね。
本体の片側に余白があり、しっかりグリップできます。
ストレスの最も少ない読書体験ができそうです。
Oasisも4Gモデルは、32GB広告なしのみになります。
今ひとつな点
Kindle Oasisの唯一と言っていい欠点が、価格が高いことです。
本を読むことに特化した読書専用端末で、最安価格が29,980円です。
あと1万円足せば無印iPadが買えてしまいますから、どれほど高価かイメージできるかと思います。
Kindle Unlimitedには、ぜひ入りたい
Kindle端末を購入したら、月額980円の読み放題サービスKindle Unlimitedにも加入したいところです。
専用端末と読み放題サービスの組み合わせは、快適そのものです。
Kindle Unlimitedについての記事は、こちらに書きました。
まとめ
ここまで、Kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Oasisの3機種を見てきました。
ひとつ言えるのは、やはり上位機種になるほど幸福感はアップすることです。
ただ上位機種が必要かどうかは、「どのくらい読書するか」によるかなと思います。
毎日、1時間以上本を読むひとであれば、中・上位機種を選択したほうがコスパが高くなりますし、月に一冊程度であればKindleかもしくはスマホやパソコンで読んだほうが良いと思います。
自分の読書量に合わせ、最適な端末を選んで見てください。
この記事がその参考の一つになれば幸いです。
Kindle Oasisを購入しました
この記事に書いたように検討した結果、Kindle Oasisを買いました。
良い端末です。
レビューを以下に書きました。
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