ブログを書いている人の多くは、「書く時間を、少しでも短縮できないか」と考えているでしょう。
短縮できれば情報収集や文章の構成に時間を掛けることができ、文章のクオリティをアップできます。
執筆スピードを上げるのにもっとも効果的なのは、すべてキーボードだけで完結することです。
マウスやトラックパッドで操作をすると、ホームポジションから手を離すことになり、その分の時間をロスします。
そこでこの記事では、キーボードに手を置いたまま文章の装飾をできる、マークダウン記法を紹介します。
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マークダウン記法を使えば、執筆速度がアップする。特にWordPressでブログを書いている人におすすめ
マークダウン記法とは、アメリカのJohn Gruberさんが開発したフォーマットです。
「#」や「*」など簡単な記号の記述で、文章を装飾することができます。
使用する条件
すべてのテキストエディタで、マークダウン記法が使えるわけではありません。
マークダウン記法に対応しているもののみ、使用可能です。
Macのシンプルなエディタで、マークダウン記法に対応しているものを記事に書きました。
参考にしてみてください。
ちなみにWordPressは、マークダウン記法に対応しています。
WordPressに新しいエディタであるGutenbergを入れていれば、
マークダウン記法の対応エディタで書く → Gutenbergへコピペで反映
と転記に手間がかかりません。
WordPressを使っている人こそ、執筆スピードアップの効果の高い記述法だと思います。
3つのメリット
ではここから、実際にマークダウン記法を使うメリットをまとめてみます。
3つあります。
- キーボードから手を離さず、執筆できる
- 簡単な記述で装飾できるので、時間短縮になる
- エディタ上で見出しがわかりやすくなり、文章の構造を把握できる
1. キーボードから手を離さず、執筆できる
いちばんの利点は、キーボードから手を離さないで済むことです。
例えばマークダウン記法に対応していないWordで見出し(h2)を付ける場合、以下の工程が必要となります。
見出しとなる文章を書く → カーソルでその文章を選択 → マウス操作でヘッダー部のリストから「見出し2」を選択する
一方、マークダウン記法は、以下の工程です。
文頭に「##」をつける → 見出し文を書く
これだけです。
マウスを手にする必要がなく、キーボードに手を置いたまま完結します。
見出しや太字、引用、リンクなど、WEBの文章には装飾がつきもの。
それらを付けるたびマウス操作するのは、果たしなく時間のロスになります。
2. 簡単な記述で装飾できるので、時間短縮になる
「見出し2」の「##」ように、マークダウン記法はシンプルなものばかりです。
マウスに持ち替えなくて良いと言っても、記述が複雑なら返って時間がかかります。
この記事の後半で代表的な記述法を紹介しますが、どれもごく簡単なものばかり。
記述は一瞬で終わります。
3. エディタ上で見出しがわかりやすくなり、文章構造を把握できる
マークダウン記法の対応エディタで書くと、見出しの色が変わったり、太字になったりと、エディタ上の表示が変わります(エディタにより変わります)。
つまり文章を書きながら、見出しを容易に確認できるんです。
見出しは、文章の流れの道しるべです。
書いている途中で流れを確認する際、マークダウン記法なら見出しがどこにあるかすぐにわかります。
その結果、文章の構造を把握しやすくなります。
マークダウン記法の代表的な記述
では最後に、マークダウン記法の記述例をご紹介します。
ブログで使うと便利なものを、選んでいます。
見出し | # | #の数で、h1〜h6まで表示可能 |
強調(斜体) | *強調* or _強調_ | * もしくは _ で囲んだ文字が斜体に |
強調(太字) | **強調** or __強調__ | ** もしくは __ で囲んだ文字が太字に |
箇条書きリスト | - or * or + | 記号のあとに、半角スペースが必要 |
番号付き箇条書きリスト | 1. | ピリオドのあとに、半角スペースが必要 |
引用 | > | |
リンク | [リンクテキスト](URL) | |
分割線 | — or *** or ___ | 指定の記号を3つ以上、記述 |
コード | `コード` | バッククォート(`)でコードを囲む |
まとめ
文章を書く際は、執筆より準備に時間を掛けたいです。
その方が、文章のクオリティがアップするからです。
そのため執筆は「少しでも短時間に済ませたい」と思うところ、もしまだマークダウン記法を使っていないとしたら、短縮の余地がおおいにあります。
使っていないひとは、一度試してみてください。
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