ここ最近、生産性についての本を2冊読みました。
その2冊とは以下です。
どちらもとても良い本で、参考になりました。
そこでこの記事では本の内容を元に、ブログの記事執筆の生産性アップについて考えてみます。
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生産性は、ふたつの点でアプローチする
まずは、伊賀泰代さんの『生産性』の、参考になった部分を書いてみます。
生産性を考えるとき、ふたつの点でアプローチするとわかりやすくなります。
その2つとは、以下です。
- 改善
- 革新
1. 改善
「毎日の作業のやり方を少し変えて、時間短縮できないか」、そう考えるのが改善です。
「カイゼン」という言葉に見られるように、日本の工場では日常的に行われています。
部品ひとつ取りに行くにも、動線を見直すことで少しの時間短縮につながります。
仕事にパソコンを使っている人なら、フォルダの場所を整理しアクセスしやすくするのも改善となります。
改善を意識すれば、ルーチンワークを少しずつ短縮できます。
2. 革新
「ルーチンワークを、いっそのこそやめられないか」、そんな風に抜本的に考えるのが革新です。
革新は勇気や調整のコストがかかりますが、うまくいったときの効果は改善の何倍にもなります。
2つのアプローチを、ブログ執筆へ応用してみる
では「改善と革新」の面から、ブログ執筆への応用を考えてみます。
ブログ執筆の改善とは
ブログは、そのほとんどがテキストでできています。
そこで執筆のやり方を改善して、少しでも時間短縮できないか検討してみます。
すぐに思いつくのは、以下の項目です。
- 処理能力の高いパソコンにかえる
- デュアル・ディスプレイを検討する
- 打ちやすいテキストエディタにかえる
- キーボード・ショートカットを覚える
- 座っている椅子を良いものにかえる
いつもやっていることから、今より少しだけ改善できないか。
そう考えると使っている道具の見直しや、キーボード・ショートカットなど、入力の細かいやり方に着目できます。
ブログ執筆の革新とは
次にブログ執筆の生産性を、革新の観点から考えてみます。
すると、「キーボードの打ち方そのものをかえてみては」と思いつきます。
キーボード入力は、大多数がローマ字入力をしていると思います。
ローマ字入力より速いものでは、以下が思いつきます。
- 親指シフト
- 音声入力
実際にぼくは親指シフトで入力しています。
ローマ字入力と比べ、生産性は高いと思います。
さらに時間短縮を求めるなら、音声入力という選択肢がありますね。
もっと革新を考えれば「そもそもブログじゃないとダメなのか。動画や音声配信ではいけないのか」と発信の手段そのものへ考えを広げられます。
『生産性』まとめ
どんなことにも生産性向上の余地はあります。
少しずつ時間を短縮する改善と、抜本的に変えていく革新の2つから、生産性アップを常に考えていきたいです。
効果的な成果アップの方法
続いて、『人生を変える80対20の法則』からブログ執筆の生産性アップを考えてみます。
皆さんは、ピーターの法則をご存知でしょうか。
別名を80対20の法則と言います。
例えば働きアリは、全員が真面目に働いているわけではありません。
実は真面目に働いているのは20%だけ。
その20%の働きアリが、全体の80%の成果を上げています。
これと同じ法則があらゆるものに適応される、それが80対20の法則です。
世の中の事象は、偏っている
仕事においても、この法則はあてはまります。
働きアリの例と同じように、会社では20%の優秀な社員が、全体の80%の成果を上げています。
20%のクライアントからの売り上げが、全体の80%を占めています。
20%の製品が、全体の80%の売り上げを占めています。
20%を見極めて、資本を集中的に投下する
この現象を利用すれば、効率よく生産性をアップできます。
効果の低い80%に使っている時間やお金を、効果の高い20%の部分へ移す。
そうすれば、投入する資本の費用対効果が上がるわけです。
やることがルーチン化すると「果たしてこれは、本当に効果的なやり方なのか」と検討せず、惰性で続けてしまいます。
それを「20%の効果的な部分に時間を使っているか」と意識するだけで、行動が変わり、それにともなう結果も変わってくるのです。
つまり「同じ努力をするなら、報われる努力をしていこう」ということですね。
80対20の法則を、ブログ執筆へ応用してみる
先ほどと同じように、ブログ執筆で80対20の法則を応用してみます。
ブログの目的を、「PV数の獲得」に設定してみます。
その場合、80対20の法則を念頭におくと、以下のやり方が思いつきます。
- もっともPV数を稼いでいる20%の記事は何か調べる
- 20%の記事の傾向を分析する
- 分析結果から、横展開できないか考える
- 分析結果から、シリーズ化できないか考える
こんなふうに、80対20の法則を意識すると打ち手が明確になります。
実際にこのブログのよく読まれる記事から打ち手を考察したのが、以下の記事になります。
『人生を変える80対20の法則』まとめ
あらゆる事象には、偏りがあります。
もし成し遂げたい目標があるなら、効果的な20%を突き止めることが大切です。
その20%へ資本投下することで、「ともかく努力する・ともかくがんばる」よりも成果を得られます。
まとめ
この記事では、『生産性』『80対20の法則』と2つの本を参考に、ブログ執筆の生産性アップについて書いてみました。
言うまでもなく、人生の時間は限られています。
もちろんお金も有限です。
それら限りある資本を効果的に使い、自分の目標に近づいてく。
そのためには、生産性を意識することが大切です。
今回ご紹介した2冊の本は、その考えを学べる良い本でした。
この記事が、生産性を考えている人の参考になれば幸いです。
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