WF-1000XM3の純正イヤーピースが合わず、AZLA SednaEarfit Shortに付け替えて半年ほど経ちました。
そのときの記事は、こちらです。
記事に書いている通り、AZLA SednaEarfit Shortはとても快適です。
ただ、少しフィット感がよくなくて、屋外で使っているときに一度耳から落ちてしまいました。
イヤーピースに問題があるというより、自分の耳の形が少し特殊なのだと思います。
そこで、もっとフィット感のあるイヤーピースを試してみることにしました。
以前の記事で候補に上げていた、Comply Tsx-200です。
結論から書くと、かなりフィット感が高く、満足しました。
ただ使うのに手間取る部分もあり、パーフェクトとは言えない感じです。
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WF-1000XM3のイヤーピースを、Comply Tsx-200にかえてみた
まずは、開封しながら紹介します。
Complyはいくつか種類がありますが、今回購入したのはTsx-200のアジアンフィットです。
アジア人の体型に合わせ、少し小さめに作ってあるのだと思います。




Comply Tsx-200の特徴
Comply Tsx-200の大きな特徴は、材質に低反発ポリウレタンを使っていることです。
低反発まくらのように、ギュッと押し込むとその形にへこんで、徐々に元へ戻っていきます。
その性質を利用し、着けるときにはイヤーピースをつまんでギュッと握り、形状を小さくします。
小さくした状態で耳の穴へ入れると、時間が経つとともに形が戻っていき、耳の穴にぴったりフィットするというわけです。
実際に着けてみて
早速、WF-1000XM3にイヤーピースを装着し、試してみることにしました。
ギュッと握りつぶしたところ、「少し細長くなったかな」という程度で、そこまで小さくはならない感じ。
その状態で耳へ入れると、徐々にイヤーピースが大きくなっていくのを触感で感じました。
耳の穴をぴったり塞いでいくのが、耳の感触からわかります。

さすがにフィット感は、かなり高いです。
着けたまま頭を振り回してみましたが、WF-1000XM3はびくともせず。
これなら安心して外で使えます。
密閉感が増すことで、ノイズキャンセリング性能もアップするでしょう。
音質
肝心の音質も、良い印象でした。
クリアというより、響きのあるしっとりした音になります。
ボーカルの息遣いを、間近に感じるような雰囲気のある音です。
ただ、AZLA SednaEarfit Shortと比べると、多少こもって聴こえます。
AZLA SednaEarfit Shortのほうがクリアで、ヌケ感を感じます。
といっても、Comply Tsx-200の音質が悪いわけではありません。
WF-1000XM3にComply Tsx-200を着けて、音質面で不満を持つひとはそんなにいないように思えますね。
ケースに入れるのに難あり
ひとつ問題があるとすれば、ケースにきちんと収まらない点です。
今回購入したのは、Mサイズです。
そのままWF-1000XM3のケースへしまおうとしたら、盛り上がって蓋が閉まりませんでした。
ケースのサイズより、イヤーピースのほうが大きいようです。

ただこのイヤーピースは、低反発の素材です。
ギュッと押し込むとケースの形にイヤーピースが押しつぶされ、蓋を閉められました。
充電も問題ありません。

着けるときとしまうときに、手間が掛かる
着けるときもギュッと押しつぶす必要があるように、ケースへしまうときにもイヤホンをギュッと押し込む必要が出てきます。
フィット感や音質面に不満はありませんが、多少手間取るようになるのはマイナスポイントです。
なかなかパーフェクトな製品というのは、見つからないものですね。
まとめ
以上、Comply Tsx-200の紹介でした。
「低反発の素材で耳の穴に形をフィットさせる」というコンセプトは、理にかなっています。
取れにくく、ノイズキャンセリング性能がアップし、音質も良いです。
ただ着ける前としまうときに、多少、手間取るのが気になりますね。
あとは、耐久性もあまり良くないようです。
コスパの面では、以前の記事で紹介したAZLA SednaEarfit Shortのほうが、良いと思います。
しばらく両方のイヤーピースを付け替えながら、WF-1000XM3を楽しみたいと思います。
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