公開日 2021-03-27 最終更新日 2021-04-07
2021年3月より、3大キャリアが一斉に新プランをリリースしました。
20GBの大容量で音声通話付き。
それで価格が3,000円以内と、魅力的なプランになっています。
それに反応して、格安SIM各社も次々と新プランを発表。
20GB以上の音声通話付きSIMは、無理なく契約できる価格帯になってきました。
そこでこの記事では、20GBの音声通話付きの最安を、ランキング形式で紹介します。
ランキングのあとは、各社の特徴やキャンペーンも書いています。
この記事の目次
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20GBの音声通話付きSIMカードの最安料金。おすすめ8社をランキングで比較
では早速、20GBの音声通話付きSIMの最安を、ランキング形式で紹介します。
順位 | 会社名 | 価格 | 容量 |
---|---|---|---|
1 | IIJmio | 2,068円 | 20GB |
2 | 2,178円 | 〜20GB | |
2 | HISモバイル | 2,178円 | 20GB |
2 | mineo | 2,178円 | 20GB |
2 | 日本通信SIM | 2,178円 | 20GB |
6 | au(povo) | 2,728円 | 20GB |
6 | Softbank(LINEMO) | 2,728円 | 20GB |
8 | docomo(ahamo) | 2,970円 | 20GB |
契約・解約時の諸費用
スマホに掛かるのは、月額料金だけではありません。
契約と解約時に、諸費用がかかります。
具体的には、以下の四つ。
- 契約事務手数料
- SIMカード準備料
- MNP転出手数料
- 解約時の違約金(手数料)
SIMカードの諸費用について、以下の記事にまとめました。
契約の際には、きちんと諸費用をチェックするようにしましょう。
以下の記事に、各社ごとの諸費用をまとめました。
各会社の解説とキャンペーン
ではここから各会社の特徴と、実施中のキャンペーンを紹介します。
キャンペーンは、2021年3月27日更新のものです。
詳しくは、各会社のウェブサイトを確認してください。
1. IIJmio
2021年4月1日からの新プランで、お手ごろなプランをラインナップしたIIJmio。
同社最大の20GBでは、音声通話付きで2,068円とかなりお得です。
余った容量は翌月へ繰り越しが可能。
2021年6月以降は、追加料金なしで5Gを利用でき、データシェアも可能となります。
2. 楽天モバイル
四つ目のキャリアとして登場した楽天モバイルは、2021年4月1日から料金を段階ごとに区切っています。
20GBまでの使用であれば、2,178円と三大キャリアに比べ安いです。
20GBを越えれば、以降無制限で3,278円と料金が上がるので注意が必要です。
また専用アプリの使用で固定電話・携帯電話への通話が無料となります。
しかも初期費用や解約料などが、すべて0円。
電波状況にまだ不安はあるものの、トータルの料金だけを見れば圧倒的にお得です。
楽天モバイルを使ってみた感想
実際に楽天モバイルを使った感想を、以下の記事に書きました。
2. HISモバイル
HISモバイルは、楽天モバイルやmineoなどと同じく20GBで2,178円の料金です。
こちらのプランには、通話料が70分まで無料という特典が付いてきます。
2. mineo
mineoも、同じく20GBで2,178円です。
余った容量は、友達や家族と分け合うことができます。
特典として2021年5月31日までの申込みで、3カ月間の音声通話付き20GBの月額料が1,188円割引の990円となります。
2. 日本通信SIM
日本通信SIMも、20GBで2,178円のプランを出しています。
HISモバイルと同じく、月70分の無料通話付。
しょっちゅう長電話するひとは70分だと足りなそうですが、仕事で要件だけに通話を使う人にはぴったりなプランと言えそうです。
6. au(povo)
3大キャリアのauは、povo(ポヴォ)の名称で2021年3月から新プランを出しました。
内容は音声通話付きSIMで、20GB・2,728円。
格安SIMと比べ価格は高めですが、通信品質の信頼度が違います。
3大キャリアのブランド力にひかれるひとにとって、20GBのプランは魅力的だと思います。
6. Softbank(LINEMO)
Softbankはauと横並びの価格で、20GBで2,728円です。
プラン名は、LINEMO(ラインモ)。
大きな特徴として、LINEでのメッセと音声・ビデオ通話がデータとしてカウントされません。
「20GB + LINEでの音声・ビデオ通話」が無料なら、ギガ数で困るひとはほとんどいないように思えます。
8. docomo(ahamo)
docomoの新プラン名は、ahamo(アハモ)。
3大キャリアの新プランの中で、最も高い20GBで2,970円です。
ただし、一回あたり5分以内の国内通話が、回数無制限でかけ放題という特典がついてきます。
このプランの登場で、docomoを離れて格安SIMへ移っていたひとが戻ってくるかもしれません。
3大キャリアの新プランは、ネット申し込みのみ
2021年3月より、3大キャリアが揃って3,000円以下の20GB音声通話付きSIMを出してきました。
3キャリアとも、20GB新プランの申込みはネットのみ受け付けています。
また、キャリアメールの利用は不可。
これまでに比べ破格の料金にするかわり、サービスの質を落としているんですね。
わからないことはネットで調べられる、ある程度ネットリテラシーの高い人向けのプランとも言えます。
3大キャリアが破格なプランをリリースした理由
20GB音声通話付きプランは、3大キャリアの新プランにより、かなり値崩れを起こしました。
電波品質の良い3大キャリアが20GBで3,000円以下のプランを出せば、格安SIMの各社はそれより安くせざるを得ません。
携帯料金の各社の戦いは、ここにきてより激しい消耗戦に入りました。
きっかけは、楽天モバイルと総務省の圧力
この流れを作ったきっかけは、二つあります。
- 総務省の値下げ圧力
- 楽天モバイルの存在
一つは、総務省の携帯料金への値下げ圧力です。
規制で守られている3大キャリアが、高い価格帯で値段を合わせているのが「けしからん」というわけで、もっと安くしろと通達がきているのです。
もう一つは、四つめのキャリアとしてスタートした楽天モバイルの存在です。
楽天モバイルの電波はまだまだ貧弱ながら、2020年4月にデータ無制限・音声通話かけ放題で、3,278円のプランをスタート。
この思い切った価格に、3大キャリアが刺激されたのは言うまでもありません。
携帯は規制に守られている業界ですが、管轄の総務省と新キャリアの存在で料金に大きな変化が生まれました。
結果的に、消費者にとって嬉しい流れが起こっています。
まとめ
5Gが普及すれば、扱うデータ量の増大は明らか。
容量20GBの料金が手頃になっていくのは、時代の流れにも合っています。
20GBの容量を持ちながら少しでも安く月額料を抑えるか、それともある程度の出費をしてでも通信品質の良い3大キャリアを選ぶか。
自分のスマホの使い方に合わせて、最適なプランを選択してください。
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