日本とイタリアを比べてみて。美しさか便利さか

公開日 2018-05-24 最終更新日 2021-04-06

イタリアに来て五日目。
ボローニャ二日目の朝を迎えています。

今回のイタリア旅行で、ローマ・フィレンツェ・ボローニャを回りました。
どの都市も本当に美しくて、街並みを歩いているだけで飽きません。

そして、ふと「どうしてイタリアの街は美しいと思えて、日本はそうでもないんだろう」と考えてしまいます。

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日本とイタリアを比べてみて。美しさか便利さか

自分が住んでいる金沢は、美しい場所がたくさんあります。
ひがし茶屋街や主計町、にし茶屋街など。
昔の町家の風景が今も残っているんですね。

これらは「重要伝統的建造物群保存地区(以下、重伝建)」として保護されているエリアでもあります。
ただこれらの地域から一歩離れると、日本のどこにでもあるような現代的な街並みに戻ってしまいます。

もちろんイタリア全土を隈なく見て回ったわけではないんですが、今回訪れた都市はどれも歴史的な建築物を保存していました。
日本で言う重伝建のエリアがものすごく広がっているような印象を持ちます。

何を大切するか、優先順位の違い

これは「何を大切にしているか」という優先順位の違いなんだと思います。
ものすごく乱暴に区分けをすれば、日本は便利さを優先し、イタリアは美しさを優先しているのかなと。

日本の街の便利さの象徴は、コンビニエンスストアと自動販売機です。
日本のいたるところで、冷たい(もしくは温かい)飲み物が手に入る。
その代わり、コンビニや自販機の清潔な明かりは、昔の街並みに馴染みません。

一方、イタリアの街では、コンビニや自販機を「まったく」見かけません。
その代わり存在するのが、バールであったりタバコ屋さんであったりします。

このバールもタバコ屋さんもごく狭い面積で、古い街並みの中に溶け込んでいます。
特にバールはものすごい数が存在していて、のどが渇いたら立ち飲みでカフェやレモネードを一杯。
それで十分に満たされた気持ちになります。

最新技術を古い街に取り入れている

日本もイタリアもテクノロジーが入ってきています。
日本は最新の技術に合わせて自分たちの生活を変えていくのに対し、イタリアは昔からの建造物に最新技術や今の生活を合わせていっているんですね。
主従が逆なんです。

イタリアのように昔の建造物に合わせることで得られるものは、街並みの美しさだけです。
例えば石畳にしろ、車や自転車で走る分には舗装されたアスファルトのほうがよほどいい。

でも石畳を残し保護していくことで、美しさは保たれる。
「街が美しい(キレイや清潔という意味ではなく)」というのは、頭で考える以上に心を豊かにしてくれます。
「便利じゃなくていい、コンビニがなくていい、美しい街に住みたい」そんな風に思えてくるんです。
住む人が、自分の街を誇りに思えます。

昔から憧れていたイタリアに来て、本当に良かったです。
自分が心の底で考えていたことのいくつかが、少しつながったように感じます。

一人旅のおすすめの国

これまでまわってきた国を、「一人旅で行くなら」という視点で書いてみました。
一人旅の参考にしてみてください。

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