最終更新日 2021-11-25
副業ブームもあり、ブログを始める人が増えています。
ブログは始める障壁がとても低いです。
WordPressでも無料ブログでも、やろうと思ったその日からスタートできます。
しかし障壁が低い分、続けられる人は少ないようです。
そこでこの記事では、ブログを続けていくための方法を書いてみます。
この記事の目次
【ブログの継続が難しい】理由は続けるための対策不足
ブログに限りませんが、人間は「おもしろい」と思ったことは続けられます。
誰しもゲームやマンガなど、親から禁止されてもこっそりやっていた経験があると思います。
本当に好きでおもしろいと思えるものなら、誰もが自発的に自分の時間をどんどん投入するのです。
ハマらないと続かない
実際、ブログを継続している人の多くは、そんな印象です。
記事の更新を苦痛と思わず、文章を書いている時間以外も、ネタを考えたり、デザインをいじったりと、いつでもブログのことを考えています。
おそらくそのくらいハマらないと、ブログを続けるのは難しいです。
なぜならブログというのは、とてもとても面倒なものだからです。
ブログはとても面倒なものと理解する
ブログを始めるのは、とても簡単です。
しかし記事を書いて、更新し続けるのはとても難しい。
その理由は、何をおいても記事作成の面倒さにあります。
なんでもいいから更新だけを目的とするなら、大して時間はかかりません。
しかし「ブログを継続できない。なんとかしたい」と悩み、この記事にたどり着いた人は、適当な記事で良いとは思っていませんよね。
ブログの目的は色々あれどグーグルや読者に評価され、数万以上のPV数のあるブログに育てたいと思っているでしょう。
であれば、やはりある程度の時間が掛かります。
記事作成には、速くても3時間は掛かる
Googleや読者からの評価を目的に記事を作成すると、速い人でも3時間は掛かります。
2500字ほどの記事を書くとして、構成と下書きに1時間〜2時間。
清書・推敲をして、適度な改行や見出しの作成に1時間。
画像の用意や表の作成など、装飾のために30分。
そうして1つの記事に対し、時間はどんどん過ぎ去っていきます。
仕事しながらブログ更新するのは、ほぼ無理ゲー
会社員など仕事をしながらブログ更新するとしたら、記事作成に3時間捻出するのは大変です。
家庭を持っていれば、なおさらでしょう。
しかも何とか時間を作って書いたとしても、最初のうちはまったく読まれません。
作業量に対しての見返りがほとんどない。
数カ月で心が折れ、継続できなくなるのは当然です。
そのため、まずは「ブログを続けられないのは当然」という意識を持ってほしいです。
仕事しながらブログを続けるのは、ほぼ無理ゲーです。
漠然と戦略なしに始めても、ほとんどの人は挫折します。
ブログのような面倒くさいものを続けるには、「継続のための対策」を練る必要があるのです。
それでも、「ブログじゃないとダメ」と思えるかどうか
ブログの記事更新は、とても面倒なものです。
一方、同じ発信でも、Twitterは時間が掛かりません。
140字以内の短文を、数分でどんどん更新できます。
しかも、いいねやリツイートで反応がすぐ返ってきます。
SNSの手軽さと反応の良さに比べ、それでもあなたがブログを選ぶ理由とはなんでしょうか。
この「ブログじゃないとダメ」という理由を明確にできれば、更新継続の大きなモチベーションへつながります。
あなたがブログを選ぶ理由とは
ブログを選ぶ理由は様々です。
ぱっと思いつく感じでは、以下のようなものがあります。
- 文章を書くのが得意(好き)なので、それを生かしたい
- 文章を書くことで収益を得たい
- SEO対策が得意(好き)なので、それを生かしたい
- ブログを運営しながらSEOを学びたい
- メディアを持ちたい
- ネット上で考えを発信したい
- 好きなデザインのサイトを作りたい
- 手軽に記事の更新をしたい
- 書いた記事を資産にしたい
- 名刺代わりにしたい
ブログを選ぶ理由は、ブログのメリットにも関係があります。
ブログのメリットについては、以下の記事に書きました。
参考にしてみてください。
>> ブログのメリットとは?WordPressでの簡単な始め方を解説
ブログでできることは、他の手段でも代替できる
収益を目的としてブログを始めるなら、グーグルアドセンスやアフィリエイトが思い浮かびます。
しかしいずれもすぐに収益は発生せず、記事作成に多大な時間を投入しなければなりません。
ブログで稼ぐより、他の手段を選んだ方が間違いなく手っ取り早いです。
「文章を書くのが好き」「好きなデザインのサイトを作りたい」こういった理由も、職業ライターを目指したり、HTMLとCSSを勉強してオリジナルサイトを作るなど、ブログ以外で代替が可能です。
代替があるとしても、それでもあなたがブログを選ぶ理由はなんでしょうか。
ブログを選択する理由が明確なら、継続の可能性はかなり高まる
ブログを選ぶ理由が明確になれば、継続への精神的な土台ができます。
記事作成が面倒になっても、「自分には〇〇の目的があるからやらないとな」と重い腰を上げられます。
もし「ブログを継続できない」と悩んでいるなら、まずはブログを選ぶ理由を明確にしましょう。
その結果、「自分のやりたいことは、ブログでなくても良い」と思うかもしれません。
そう思うなら、そもそもブログの継続はできなくて当たり前。
自分に向いている媒体を探したほうが、時間を有効に使えます。
その反対に「自分のやりたいことは、ブログじゃないとできない」と思えたなら、継続への大きなモチベーションを作れたことになります。
ブログを選ぶ理由を明確にできれば、継続の可能性はかなり高まります。
続けるための3つのヒント
ブログを書く理由を明確にできても、最初のうちはやはり続けるのが困難です。
その理由は前述した通り、最初は書いた記事がまったく読まれないから。
書いても反響のないのは、本当につらいです。
ブログは最初の一年で挫折してしまう人が多いですが、その理由のほとんどは「読まれない」に原因があると思います。
そのため最初のうちは、PV数や収益を気にしないほうがよいです。
PV数や収益がまったくなくとも、それでも継続できるような対策を考えましょう。
対策の例を上げると、以下の3つがあります。
- 習慣にする
- 周りに宣言する
- 低い目標を持つ
1. 習慣にする
当ブログがスタートしたのは、2011年11月です。
そのうち2014年12月から2017年5月までは、一日も欠かさず毎日更新していました(そのころの記事は、ほとんど非公開にしています)。
そのときは「何としてでも毎日更新する」といった高いモチベーションがあったわけではありません。
思いつきで毎日ブログを始めたら、それが習慣になってしまったのです。
習慣化しているときは、更新しないと気持ち悪く感じてベッドへ入ることができませんでした。
どんなに疲れて眠くても、「数百字でいい」と記事を書いていました。
「何でもいいから記事をアップする」は褒められた行動ではないですが、このときに思ったのは「習慣化すれば続けられる」です。
毎日、時間を決めてブログを書く
といっても無理に毎日更新しても、自分のように自己満足になってしまいます。
価値ある記事の作成を習慣にするなら、「毎日1時間、ブログを書く(更新はできなくてもよい)」などがよいです。
出勤前や就寝前など決まった時間帯に設定できるなら、なお習慣化しやすいでしょう。
毎日決まった時間に、ともかく手を動かすのが重要です。
3週間つづけると習慣化し、ブログに手を付けないと一日を終えられなくなります。
習慣化の成功には、以下の記事が参考になると思います。
>> 習慣化成功の2つのポイント【変化はある日、突然訪れる】
2. 周りに宣言する
知り合いに、ブログ更新を宣言するのも効果があります。
ブログを作ったら、「更新するので見てほしい」と言ってしまうのです。
Twitterやフェイスブックを使っているなら、タイムラインで宣言するとなお効果的です。
自分が毎日更新していたときは、そのことを知り合いによく話していました。
知り合いが実際に見に来るかどうかは別として、宣言すると良い意味でプレッシャーが掛かります。
途切れて放置するのがかっこ悪いと思えて、ブログを更新できます。
3. 低い目標を持つ
少し頑張れば手に届くくらい低い目標を設定すると、継続しやすいです。
最初のうちはPVを気にしないほうがよいと書きましたが、例えば「一日100PVを目標にする」などは良い目標です。
数字は毎日変化するし、最初のうちは記事を増やせばPVは比例して増えます。
SEOの対策を特にしなくても、数十記事を書けば一日100PVに手が届くでしょう。
「ともかく一日100PVまではやってみよう」と思えば、継続できます。
低めの記事数を目標にする
PVではなく、記事数を目標にするのもよいです。
例えば、「最初の1カ月で5記事を更新する」「30記事、書くまではやめない」など、少し頑張れば届く低い目標を設定するのです。
高すぎる目標はいつまでも距離が縮まらないので効果がありませんが、小さな目標はがんばった分だけ達成がイメージでき、やる気が持続します。
まとめ
ぼくも今書いているこのブログに落ち着くまで、3つぐらい無料ブログを作り、どれも10記事ほどで挫折した経験があります。
挫折した原因を振り返ると、特に目的なく漠然と始めてしまったのと、書きたいときに書いて習慣化できていなかったと思い至ります。
ブログは、始めてすぐにおもしろさを実感できません。
続ければ続けるほど色々なことがわかってきて、ハマっていきます。
ブログとはSNSのようにすぐ反響があるわけではなく、コツコツ続けないとおもしろさが見えてこないもどかしいものなのです。
この記事を参考に、ブログのおもしろさが見えてくるまで、続けてみてもらえたらと思います。