効果的な英語学習【文法・読解・毎日やる・興味ある題材】

公開日 2021-11-06 最終更新日 2021-11-13

「英語を話せるようになりたい」そう思う人は多いです。
世に出回っている英語教材の膨大な量が、それを物語っています。

かく言う自分も、そんな一人。
これまで色々試しましたが現状の結論は、「文法と読解」ができてから「聞き取りと会話」へ進む。
結局は、この順番がいちばん良いと思いました。

そこでこの記事では、ぼくが今やっている英語学習の方法をまとめてみます。

効果的な英語学習【文法・読解・毎日やる・興味ある題材】

ぼくが「英語を習得したい」と思い始めたのは、ここ7~8年のことです。
学習法として「ともかく英語をたくさん聞く」のが良いと思い、英会話のYouTubeを見たり、映画を英文字幕で見たりしました。
英語学習法の本も、数冊読みました。

こうして「何かを試しては、しばらくすると別の方法をやり始める」を繰り返していますが、実感として英語力の上がった気がしないんですね。

そんなときに、ふと手にしたのが以下の本でした。
>> 北村一真 著『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』(中央新書)

一冊の本で読解の大切さを知る

この本のテーマは、「英語の読解」です。

この本では、「日本人(特に社会人)は、英語学習で『聞き取る』『話す』にフォーカスしすぎている。そのため結果的に、英語力が上がっていない」と指摘しています。

以下、本の引用です。

ニュースや講演のように、話者が聞き手を意識してはっきりと話している英語を聞き取れないとすれば、実際は発音や耳の問題だけではなく、読解力も原因だと考えてほぼ間違いありません。

『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』より

本の序盤では、読解力の大切さが書かれています。
それを読んで、「確かに自分は、聞くことと話すことばかり考えていたな」と思いました。

英文法の理解不足を自覚した例文

この記事を読んでいる人は、英語学習に興味ある人でしょう。
例えば皆さんは、以下の例文を正確に訳せるでしょうか。

The person believed to have helped the thief escape has denied he had anything to do with the incident.

『英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで』より

ぼくは例題に出されたこの短い英文の構造が、まったく理解できませんでした。
その瞬間、「そうか自分はそもそも、英文法が理解できていないのか」と自覚した次第です。

英文読解のため、本をさらに2冊読んだ

英文法を理解できていないのに、いくら動画で英語を聞いても無意味。
そう思い本の中で紹介されていた以下の基礎文法と英文読解の本を読み、聞くのも話すのも後回しにして、今さらですが読解力をアップさせることにしました。

>> 田中健一 著『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫)

>> 宮下卓也 著『単語を覚えたのに読めない人のための 英文読解のオキテ55』(KADOKAWA)

興味あるものしか続かない

本を読んだ後にやることは、ひたすら英文の読解です。
英語の読解力をアップするには、どのようなテキストを読むべきか。

これまで英語学習を続けられないのは、単純に勉強に選ぶ題材がつまらなかったから。
そう思って自分が興味ある、世界情勢をテキストに選びました。

そのテキストは、以下2つです。

英語学習者向けのテキストはつまらないから続かない

英文のニュースは、世界中にうんざりするほどあります。
中には、英語学習者向けのニュースサイトもあります。

しかし英語学習者向けサイトは、「勉強している感」が出てしまいます。
「嫌々やっている」と思ってしまっては、絶対に続きません。

BBCとニューヨークタイムズは、どちらも原文で読んでみたかったサイトです。
興味があり、なおかつ正しい英文を読める。
テキストとして、うってつけです。

BBCのトップニュースを毎日読む

国際情勢を知りたいといっても、BBCとニューヨークタイムズの更新記事を毎日全部読んだら、嫌になって3日でやめてしまうでしょう。
自分自身の持続力のなさは、十分に理解しています。

無理すると続かないので、BBCはトップニュースのうち興味ある2~3本だけ選ぶことにしました。

SとVを探しながら読む

英語は複雑な構造をしていても、明確な主語(S)と述語(V)が必ずあります。
何となく意味を理解しながら読むのではなく、「主語と述語がどれなのか」をサーチしながら読むように努めました。

流し読みではなく、精読するようにしたのです。

自動翻訳アプリのDeepLを活用

読んでいるとニュース特有の単語がたくさん出てきて、最初のうちはつまずきまくりました。
わからない単語をいちいち辞書で調べては、これまた時間がかかって嫌になります。

そのため主語と述語を掴めても2回読んで意味がわからなければ、すぐに DeepL で自動翻訳に掛けるようにしました。
これを繰り返していると、よく使われる単語は自然と覚えてきます。

ちなみにDeepLとは、ドイツの企業が開発した自動翻訳アプリです。
パソコンにインストールすれば、Macならテキスト選択後「⌘ + C,C」でアプリが起動し、日本語訳を数秒で表示してくれます。
最小の労力で訳語を見られるので、英文を読むなら入れておいて損はないアプリです。

DeepLの詳しい解説は、以下の記事に書きました。
>> AI自動翻訳はDeepLおすすめ【日本語が自然で読みやすい】

繰り返し出てくる単語を自然に覚える

最初はわからない単語ばかりでしたが、数カ月つづけると覚えてきます。
普段の会話でまず使わないでしょうが、例えば以下のような単語を自然に覚えました。

  • inspector 検査官
  • investigation 調査
  • collapse 崩壊
  • unveil 公開
  • immigrant 移民

いかにもニュースで使われそうな単語です。

頻出する単語を覚えると、さらに読解がスムーズになります。
コツコツやっているうちに、読解力の伸びを実感できるんですね。

英語学習は、「毎日の積み重ねが大事」と今さらながら理解しました。

ニューヨークタイムズの速報メールを毎日読む

BBCと同時に、ニューヨークタイムズも読むことにしました。
ただニューヨークタイムズは、一定本数以上の記事を読むのに月額料金が掛かります。

満足に読めない状態で、有料課金するのはどう考えても無駄です。
またBBCとニューヨークタイムズの両方の記事をピックアップすると、毎日の学習時間は30分で収まらなくなります。

毎日30分以上、時間を掛けると、これまた負荷がかかり過ぎて続かないように思いました。

ニューヨークタイムズに登録すると毎日メールで速報が送られる

そういったわけでニューヨークタイムズのサイトは読んでいませんが、便利なことにアカウント登録すると毎日速報ニュースをメールで送ってくれます。
短文で概要だけ読めるので、ニュースを知れるのと同時に英語の読解力向上になります。

ただ、正直言ってニューヨークタイムズの英語は、短文の速報とはいえBBCに比べ難しいです。
その理由は、ニューヨークタイムズが知的水準の高い人向けだからだと思います。
意味のわからない単語が頻出するんですね。

この2つでは取り上げる話題が重なるため、多角的にニュースを知れる利点はあります。
BBCメインでニューヨークタイムズのメールをサブ(時間がなければ読まない)にすることで、持続して学習できるようになりました。

数カ月間、ニュースを読み続けた結果

まとめると、ぼくがここ数ヶ月やっている英語学習法は以下です。

  • BBCの記事を毎日2~3本精読する
  • ニューヨークタイムズのメールの速報を読む

この2つを、ともかくやり続けています。

文章の構造は理解できるように

その結果、BBCの記事はそれなりに読めるようになってきました。
英文のニュースを読むには圧倒的に語彙力が足りず、今でもDeepLは必須です。
それでも「文章の構造がわからない」は、ほぼなくなっています。

リスニング力もなぜかついた

またなぜかわかりませんが、以前より英語を聞き取れています。
読解をやり続けたことで、英文の構造がつかみやすくなったのかもしれません。

といってもアメリカのドラマで早口でまくしたてるのは、まったく聞き取れません。
英文の字幕を出しながら聞いても、速すぎて追えないんですよね。
「本気レベルのアメリカ英語は、話すことは当然として、聞き取るのも無理」と良い意味で諦めがつきました。

まとめ

ということで、効果的な英語学習の現時点のまとめは以下です。

  • 文法は超大事だった
  • 読解からきちんとやるのが良い
  • 毎日、一定時間つづけられる方法を設定する
  • 英文読解のテキストは興味あるものを選択する(興味ないものは苦痛になる)

「毎日30分間、英語のニュースを精読する」は、今のところは習慣にできました。
無理しない程度で続けつつ読解に自信のついてきた段階で、リスニングやスピーキングへステージを移したいと思います。

英語学習は、自分にとって永遠のテーマみたいなもの。
また効果的な方法があれば、ブログで紹介します。