『夢をかなえるゾウ』レビュー【何もしない神様が人生変える】

ブックレビュー

読むと人生が変わるかもしれません。

ふとしたきっかけで、最近『夢をかなえるゾウ』を読み返しました。
「これは良い本だな」と改めて思ったので、レビューしてみます。

『夢をかなえるゾウ』レビュー【何もしない神様が人生変える】

もはや、説明するまでもないでしょう。
夢をかなえるゾウ』はシリーズ累計430万部を発行している、メガヒット自己啓発本です。
1〜4巻に加え、新刊の『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』が2022年5月に登場しました。

たまたま書店で最新刊『0(ゼロ)』を見かけたのをきっかけに、10年くらい前に買っていた第1巻を自分のKindleの中から見つけ、読み返してみたというわけです。

『ドラえもん』と似た構造の物語

この本の大まかなストーリーは、『ドラえもん』と似ています。
主人公は、うだつの上がらない20代の男性サラリーマンです。

成功者が集うパーティーに紛れ込んだ主人公は、自分の現状と比べ惨めになり、インド土産の人形に「人生を変えてくれ」と頼みます。
すると翌日、ガネーシャという象に似た神様が現れ、願いを叶えるといった感じです。

2つのポイント

この本のポイントは2つあります。

  1. 物語形式の自己啓発本
  2. ガネーシャは何もしない

ひとつずつ解説します。

1. 物語形式の自己啓発本

ひとつめのポイントは、この本が物語形式になっていることです。

主要な登場人物は、主人公とガネーシャの二人だけです。
章ごとに話が完結しており、それぞれがコンパクトにまとまっています。
ベストセラーらしくとても平易な文章で、セリフ回しもコミカル。
頭を悩ませることなくスイスイ読めて、二人の掛け合いで進むストーリーに引き込まれます。

2. ガネーシャは何もしない

もうひとつのポイントは、「ガネーシャは基本的に何もしない」です。

この本の題材は、「変身願望」や「成長」です。
主人公の目の前に突然、導いてくれる人が現れて変わっていく形式は、世の中にたくさんあります。
わかりやすいところでは、『ドラえもん』ですね。
昼寝と射的以外、すべての能力が平均より劣っているのび太は、ドラえもんの道具を使うことでジャイアンに勝ったり、マドンナのしずかちゃんと将来結婚したりします。

ドラえもんが自ら動いてのび太を助けるのに対し、ガネーシャはこれといって何もしません。
あんみつを食べたりパチンコをしたりと、自分の欲求を満たすことはやりますが、主人公を自らの行動で救ったりはしないんですね。

自ら行動することで人生が変わっていく

その代わりガネーシャは、主人公へメッセージを送ります。
「〇〇をしろ。すると、〇〇という結果になるぞ」と行動をうながすのです。
これらガネーシャのメッセージのひとつひとつが、自己啓発本に書いてあるような内容となっています。

主人公はガネーシャの言葉に納得し、一つの章にひとつずつの課題を実際にやってみます。
すると変化が起こり、ついには自分の忘れていた夢を思い出していくのです。

作者が伝えたい「裏メッセージ」

この「ガネーシャは何もせず、主人公が行動することで人生が変わっていく」といった物語の構造自体が、作者からの大きなメッセージといえます。

世の中には、自己啓発本がたくさん出ています。
もはや必要ないように思えますが、それでも手を変え品を変えて新刊が出続けます。

その理由は多くの人が本を読むだけで満足し、行動しないからです。
自己啓発本を読んで「なるほど」と思っても、実際に試すことはない。
だから人生に変化は訪れない。
しかししばらくすると「人生を変えたい」と思い始めて、また新しい自己啓発本を手にとる。

「それではダメですよ。読んで響いた内容は、実際に試してみてくださいね」と作者は『夢をかなえるゾウ』の物語を通し、読者へ訴えているのです。

この本を読んで、ぼくがやめていたこと

ガネーシャからのメッセージは、ひとつの章にひとつだけ。
それらのうち一つだけでも実際に行動するなら、本を買った分の元は取れるように思えます。

この本を読み返して、思い出しました。
そういえば、『夢をかなえるゾウ』を読んで、ぼくはテレビを見るのをやめたのでした。

テレビをやめるために効果的な方法とは

物語の中で主人公は「人生を変える」一つの行動として、テレビを消して見ないようにします。
テレビに当てていた時間を、読書など有意義なものへ変えたいと思ったのです。

しかしガネーシャは主人公の姿を見て、「そんな無駄なことするな」と言います。
もし本当にテレビをやめたいのであれば、そうやって自分の意志の力に頼るんじゃない。
見ないような状況を作れ、と。

テレビを見ないために効果的な行動は、例えばコンセントを抜いてしまったり、テレビを捨ててしまったりといったことです。
何かをやり始めそれを続けるには、そのための環境整備をしなくてはならない。
意志の力に頼るのではなく、もっと具体的で効果的な行動をしろというわけです。

当時のぼくは「確かにそのとおりだ」と思い、やめたいと思っていたテレビを知り合いにあげました。
以来、一度も買い直すことなく、10年以上、テレビなしの生活を続けています。

ちなみにテレビをやめるメリットは、以下の記事に書いてあります。

>> 砂糖・飲み会・テレビの3習慣をやめてみよう【人生変わる】

当時の自分は本に書いてあったことのうち少なくとも1つは実行してみて、確かに人生が良くなっていたのでした。

Kindle Unlimitedとオーディブルで読める

ということで、『夢をかなえるゾウ』のレビューでした。

1〜4まではKindle Unlimitedで、最新刊のゼロを含めた全シリーズをオーディブルで聞くことができます。
未読の人は、それらの無料体験を利用して読んでみてはいかがでしょうか。
読んでなにかひとつでも試してみれば、本当に人生が変わり、「夢がかなう」かもしれませんね。

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