iPadのメモがiPadOS 15のクイックメモで使いやすく

公開日 2021-09-26 最終更新日 2021-10-20

初代iPadのリリースは、2010年4月。
センセーショナルな登場ながら、それからしばらくは「iPadは、今ひとつ使いみちのはっきりしないデバイス」という評価でした。

それが2018年の新型iPad Proと第2世代Apple Pencilの登場で、「iPhoneでもMacでもできない、iPadだからできること」が明確になってきました。
2021年9月アップデートの iPadOS 15 では、その「iPadならではの機能」がより際立っています。
特にメモの新機能「クイックメモ」は、iPadの利便性をかなり高めるでしょう。

この記事ではiPadOS 15でiPadに搭載された、クイックメモの解説をします。

SPONSORED

iPadのメモがiPadOS 15のクイックメモで使いやすく

iPadとApple Pencilを持っていると、手書きメモを取りたくなります。
Appleはそれを踏まえ、Apple Pencilと純正メモアプリとの利便性を高めています。

例えばiPad独自のメモの機能として、「ロック画面をApple Pencilでタップし、新規メモをすぐ作成」があります。
メモは、「書きたいときに、すぐ書ける」が理想。
その観点から見ると、ロック画面タップでメモの起動は便利です。

しかしiPadを使っているときにメモを書こうとすると、若干の手間が生じます。
一旦ホーム画面に戻るかAppスイッチャーを開き、メモアプリを選択。
さらに新規作成ボタンをタップしてようやく書き始められる、といくつかの工程がありました。
iPadOS 15で新しく搭載されたクイックメモは、それら手間をすっとばし、1アクションでメモを取れる機能です。

クイックメモのやり方

クイックメモのやり方は簡単です。
iPadの画面右下から中央へ向け、Apple Pencilか指でフリックするだけ。
画面の向きは、縦でも横でも構いません。

iPadのクイックメモ
画面の右下隅から中央へスワイプする

この動作をすると、付箋のような小型メモが出現します。
そこに手書きメモでも、文字入力でも自由に書けます。

書いたメモは自動的にメモアプリのクイックメモのフォルダに格納され、iCloudで紐付けているアップル製品に同期されます。
クイックメモをしまうには、「完了」をタップします。

コントロールセンターに設置が可能

クイックメモは、コントロールセンターにアイコンとして加えられます。
やり方は、「設定 > コントロールセンター」と進み、「クイックメモ」を加えます。
コントロールセンターをよく使う人は、登録しておくとよいでしょう。

iPadのクイックメモ
コントロールセンターにクイックメモのショートカットを入れられる

クイックメモは場所・大きさを変えられる

クイックメモの特徴のひとつは、フローティングになっていることです。
つまりiPadの画面上で、クイックメモは宙に浮いている状態です。
すでに開いているアプリと競合しないため、iPadのどの画面でも呼び出せます。

また、クイックメモの大きさを変えたい場合、ピンチイン・ピンチアウトで自由に変えられます。
一旦、非表示にしたいときは、クイックメモの上部を画面外へスワイプすれば、最小化されます。
最小化から元の大きさに戻すには、最小化ボタンをタップします。

iPadのクイックメモ
最小化ボタンを押すと元のサイズに戻る

Safariとの組み合わせで威力を発揮

クイックメモが威力を発揮するのは、Safariとの組み合わせです。
Safari起動時にクイックメモを開くと、画面上部に「リンクを追加 +」ボタンが出現します。
このボタンをタップすると、開いているページのリンクをメモへペーストします。

iPadのクイックメモ
「リンクを追加 +」をタップするとクイックメモにページのリンクが貼り付けられる

ウェブのテキストを簡単にメモへ追加

さらにページ上のテキストをハイライトすると、「クイックメモに追加」の項目が選べます。
タップすれば、リンクとともにクイックメモに追加されます。

iPadのクイックメモ
テキストを選択後、「クイックメモに追加」を選択する
iPadのクイックメモ
選択したテキストとページへのリンクがクイックメモにメモされる

ちなみにクイックメモを開いていない状態でSafari上のテキストをハイライトすると、「新しいクイックメモ」の項目が出ます。
タップすると新規クイックメモが出現し、テキストとリンクが自動的にコピペされます。

情報収集がはかどる

これらはウェブを見ながらメモしたいときに、異常なくらい強力に機能します。
資料集めなど仕事ユースはもちろん、プライベートで情報を集めているときもAppleのメモに手軽に集約できます。
しかもiCloudでiPhoneやMacへ自動同期するので、資料を見返したり加工したりも別デバイスで手軽に可能です。

クイックメモを使うのと使わないのとでは、日常の生産性が大きく変わるでしょう。
iPadとApple Pencilを持っているなら、ぜひ使ってほしい機能です。

クイックメモはオフにできる

と言っても人によっては、クイックメモが不要かもしれません。
クイックメモが不要であれば、起動しないようオフにできます。

クイックメモのオフのやり方は、以下の通りです。

設定 > Apple Pencil > ペンシルジェスチャー > 右下隅スワイプの「クイックメモ」をオフにする

タグを付ければ検索性がアップ

クイックメモは、iPadOS 15のメモに搭載されたタグも付けられます。
Apple Pencilを使って手書きで「#〇〇」と書いても、タグとして認識できます。

クイックメモで手書きでハッシュタグを書いた場合は、メモアプリを開いて該当するメモのハッシュタグを指でタップ。
すると、「タグに変換 #」とポップアップが出るので、タップして確定します。

iPadのクイックメモ
メモアプリで手書きのタグをタップすると、「タグに変換 #」が表示される

タグブラウザで簡単に見つけられる

クイックメモの欠点を上げるとすれば、保存先がクイックメモのフォルダ以外に選べないことです。
クイックメモを作るたび、適切なフォルダへ移動するのはちょっと面倒ですね。

しかし管理にタグを使えば、その手間がなくなります。
クイックメモを作るたびタグを加えていき、探したいときはタグブラウザで簡単に検索。
クイックメモとタグを組み合わせれば、「簡単に書いて・簡単に探せる」そんな快適なフローを実現できます。

メモのタグの詳しい解説 は、以下を参照してください。

まとめ

iPadOSのアップデートのたび、Apple PencilとiPadの組み合わせは洗練されてきています。
特にApple Pencilは、メモで使う機会が多いでしょう。

アップル純正メモは、シンプルで使いやすいだけでなく機能も十分。
iCloudで、アップル製品に自動同期されるのも強みです。
iPadのメモを使いこなし、仕事もプライベートもサクサク快適に過ごしましょう。

関連記事

2021年9月に、リニューアルしたiPad miniが登場。
出揃ったiPadのラインナップを見て、「iPadは3ラインナップに分けられる」と思いました。

3ラインに分けて販売している、 AppleのiPadに対する戦略 を以下の記事で解説しました。

SPONSORED