最終更新日 2021-10-24
iPadに搭載されているiPadOSには、ウェブサイトをフルページでスクリーンショット(以下スクショ)できる機能があります。
この機能とiCloudとを絡めれば、iPadとMac間で気持ちいい作業フローを構築できます。
この記事では、iPadでフルページスクショを行ない、それをもとにMacで快適にテキスト作成する方法を紹介します。
この記事の目次
【iPad Proスクショの撮り方】Macへ送り快適な作業フロー
まずは、iPadのウェブページをフルページスクショする方法から。
- 電源ボタンと音量アップボタンを同時押しする
- 左下に現れる、サムネイル画像をタップ
- 編集画面に移行したら、上部の「フルページ」をタップ

以上の3ステップで、フルページスクショが完了です。
AppleのOSらしく、非常にシンプルでわかりやすい設計です。
ただ稀に、「フルページ」のボタンが現れないケースがあります。
そのときは、iPadを再起動すると表示を確認できるようになります。
必要な部分を、アップルペンシルでマーカーしておく
フルページボタンを押すと、画面右にスクロールバーが出現します。
これをスクロールし、スクショ画面全体を確認できます。

効率をアップさせるために、スクロールしながらアップルペンシルで記載しましょう。
縦長のウェブページであれば、必要な部分のみマーカーしておくと、Macで作業するときに楽です。
また、編集画面のヘッダーメニューにあるスライダーを操作して、画面の透明度を調整できます。
意見や修正など他者へ共有する際には、アップルペンシルでメモしたことを強調できます。

iCloud共有でMacBook Proへ送り、快適な作業フローを実現
フルページスクショ撮影後に、保存先を選びます。
ここでiCloudのデスクトップを選ぶと、その後の作業フローが楽です。
iCloudで紐付けているMacがあれば、ほんの数秒でデスクトップへファイルが同期します。
しかもありがたいことに、フルページスクショはpdf形式で保存されます。
pdfは、テキストのコピペができます。
一般的なスクショは、pingなど画像形式の保存です。
画像は、文字を文字として認識しません。
そのため文字を、テキストとして保存することができないんですね。
一方、pdfはテキストのコピペが可能なのですから、資料にしたい部分のみメモ帳などへ容易にまとめられます。
例えばこのブログ記事のように、「 iPadの仕事術」というテキストを作る必要があるとします。
パソコンのみであれば、資料探しのフローは以下のような感じになるでしょう。
- ウェブ上で資料を探す
- 良さげなページのurlを、ブックマークやエバーノートに保存
- ある程度の数が溜まったら、ひとつひとつを改めて精査
- 参考になる部分のテキストをコピーして、メモ帳などへ保存
これがiPadとMacがあれば、以下のように効率化できます。
- iPadのウェブで資料を探す
- 良さげなページのフルページスクショを撮る
- スクショの編集画面で、アップルペンシルを使い参考になる部分をチェック
- iCloudのデスクトップへ保存
- 同期したMacで、チェックしてある部分をコピペしてメモ帳などへ保存
パソコンのみの場合は、3の「改めて精査する」に余分な時間が掛かります。
一方、iPadはアップルペンシルを使えるのが強み。
前述した通り、スクショを撮ると同時にマーカーをしておけば、探す手間を省けます。
作業するMacへ同期がすぐにでき、テキストも拾える。
「iPadでフルページスクショを取れる」と知ったとき、ここまでのフローを想像できて興奮しました。
iPadとMacの強みを理解し、生かす
iPadとMacでは、得意分野が違います。
両方の強みを生かして作業すれば、効率化が実現できますね。
何より作業をよどみなく進められ、気持ちが良い。
これからも両方のデバイスを連携させ、快適な作業を実行していきます。
この記事が、「iPadをもっと仕事に生かしたい」と思っている人の参考になれば幸いです。
iPadのショートカットキーの使い方
iPadにキーボードを接続して、テキストを打つ人もいると思います。
そんなときには、iPad用のショートカットキーを覚えるとストレスが減ります。
以下の記事で、iPad用のショートカットキーを紹介しました。