最終更新日 2021-10-24
長年iPhoneを使ってきましたが、2019年夏から1年半だけAndroidをメインスマホにしました。
使っていた機種は、Galaxy Note 10 Plus
とOne Plus 8 Pro
です。
どちらも良いスマホで、「ハードウェアはiPhoneとAndroidに差はない」と感じました。
しかし結局はAppleのエコシステムを便利に思い、iPhoneに戻った感じです。
スマホに興味ある人は、「AndroidとiPhoneのどちらが良いか」と一度は考えるでしょう。
ハードウェアやOSだけを見るより、特にiPhoneは他のデバイスとの連携にまで視野を広げたほうが、その良さを理解できます。
この記事では、Androidを一年半使って思ったiPhoneの利点を書いてみます。
この記事の目次
AndroidからiPhoneへ戻った【Macとの連携にメリット大】
スマホが世に登場して数年は、iPhoneとAndroidではハードウェアに差がありました。
操作性の良いのは、圧倒的にiPhoneです。
Androidはどの機種も肝心のスクロールがカクカクしていて、使い心地が悪かったです。
いまやハードウェアに差はない
悪い印象があり長年Androidを敬遠していましたが、「どのくらい進化しているのか確かめたい」と2019年に、ハイエンドAndroidスマホのGalaxy Note 10 Plusを購入。
その後、2020年にはOne Plus 8 Proを買いました。
Galaxy Note 10 PlusとOne Plus 8 Proは、どちらも操作性が良くカメラもきれい。
画面分割などAndroidならではの機能もあり、とても快適に使えていました。
しかしものの1年半で、結局はiPhoneに戻ってしまいました。
今後、Appleが大きく迷走したり、邪悪な経営方針になったりしない限り、iPhoneを使い続けると思います。
AndroidもiPhoneもハードウェア自体は、とても快適です。
ではなぜぼくは、iPhoneを使い続けるか。
それはやはり、Appleのエコシステムが便利だからです。
Macとの連携が快適
Apple製品の場合、メモやマップ、Safari、写真、カレンダーなど純正アプリが、同じアカウントのiCloudでつながります。
iCloudとは、Appleが運営しているクラウドサービスです。
iCloudの詳しい解説は、以下の記事を参考にしてみてください。
>> iCloudとは何か解説。ストレージ50GBの選択で快適になる
デバイス間でファイルを同期する際、「どの方法で同期しようか」とその都度、考える必要がありません。
例えばiPhoneで写真を撮ったら、数秒後にはMacの写真アプリにそのファイルが加わっています。
iPhoneのメモにブログの下書きを書けば、数秒後にはMacのメモに同期されています。
この同期の心地よさが、iPhoneを使う大きなメリットなのです。
Apple純正アプリでかためると迷いがなくなる
もちろんAndroidとMacの組み合わせでも、ファイルの同期は簡単にできます。
メモはGoogle KeepやEvernoteを、マップはGoogle Mapを使えば、各デバイス間で同期して使えます。
ファイルデータも、DropboxやGoogle Driveなどクラウドサービスがたくさんあります。
どのメーカーのパソコンとスマホを組み合わせても、ファイル同期で面倒な手間は発生しません。
しかし「Appleのエコシステムですべて行う」と決めてしまうと、迷いがなくなって非常に楽。
データ保存の際にデスクトップへ置けば、「どのアプリで同期しようか…」と考えることなく、iPhoneもiPadもMacもすべてに自動同期されるのです。
余計な意志力を使わないで済む
Apple製品で固める快適さは、クレジットカードのポイントに似ています。
「通販サイトごとに還元率が違うから」と複数のクレジットカードを使っていると、ポイントが分散して非効率。
一枚のクレジットカードに集約すれば、管理がとても楽になります。
同じように「パソコンはMac」「スマホはiPhone」と決めてしまうと、ファイル管理で迷いがなくなるのです。
OSのアップデートも同時期に行われる
またMacとiPhoneは、OSのメジャーアップデートもほぼ同時期に行われます。
同じタイミングで、メモやマップ、カレンダーなど、Apple純正アプリも刷新されます。
すべてAppleが作っているOSとアプリなので、アップデート後も連携がスムーズ。
AppleのOSと純正アプリでかためてしまえば、「アップデートでこのアプリが動かなくなった」といった面倒な事態が発生しません。
Androidはアップデートがなかなか反映されない
かたやAndroidはOSがメジャーアップデートされても、Googleが作っているスマホ以外はすぐに反映されません。
またAndroidのOSがアップデートされても、PCで広く流通しているWindowsやMacは別会社のため、スマホとの連携が強化されることはない。
それどころか、アプリによってはスマホとパソコン間で不具合の出る可能性すらあります。
こういった不安要素のないのが、Mac+iPhoneの優れた点です。
Macを使わないならiPhoneのメリットは半減
この「MacとiPhoneと組み合わせることの利点」を考えると、以下のようにも言えます。
「パソコンがMacでないなら、iPhoneにこだわる必要はそれほどない」です。
前述した通り、AndroidとiPhoneにハードウェアの差はほぼないです。
どちらも、操作感も機能も問題なし。
むしろ機能的にはAndroidのハイエンド機種のほうがiPhoneより優れているし、またiPhoneより安価なAndroidはたくさんあります。
Macを使っていないなら、むしろiPhoneを使うデメリットが目立つくらいです。
Macが母体でiPhoneはサブ
つまりiPhoneはそれ自体の性能に注目しても、あまり意味はないのです。
iPhoneは、あくまでAppleのエコシステムのなかの1つのデバイスに過ぎません。
母体としてMacがあり、そこにiPhoneやiPad、Apple Watchが周辺に紐付いているイメージです。
もしiPhoneを使っていてパソコンがMacでないなら、一度、連携の快適さを試してみてほしいです。
iPhoneを選ぶ理由が、より実感できると思います。
まとめ
何度も書いて恐縮ですが、AndroidとiPhoneではハードウェア自体に差はありません。
スマホ単体で見れば、OSも一長一短です。
ただしiPhoneの強みは、Appleがリリースしている他のOSとの連携です。
Mac OS、iOS、iPad OS、watch OSとそれぞれ名称は違えど、iCloudの同アカウントでつなげられます。
単体でなく組み合わせて使うことで、さらに仕事やプライベートが快適に送れるよう設計されているのです。
スマホを選ぶときは、ハードウェアやOS単体で見ず、「自分の持っているパソコンやタブレットと組み合わせたら、どのような生活になるか」と想像すると、さらに選びやすくなるのではと思います。