SONYのワイヤレスイヤホン・LinkBudsの使用1カ月レビュー

イヤホン・ヘッドホン

SONYが2022年2月25日に発売したLinkBuds
発売日に購入して、ちょうどひと月が経過しました。

買った直後の開封レビューは、こちらに書きました。
>> LinkBudsレビュー【ネックスピーカーのような使い心地】

そこで「LinkBudsの使用1カ月レビュー」をしてみます。
ちなみにこの記事も、LinkBudsを着けながら書いています。

SONYのワイヤレスイヤホン・LinkBudsの使用1カ月レビュー

ドライバ部分に穴を空けている
ドライバ部分に穴を空けている

LinkBudsとは、SONYが開発した新コンセプトのワイヤレスイヤホンです。
従来のイヤホンは、「いかに静寂性・遮音性を高めるか」に力点を置いています。
一方、LinkBudsはその逆で、「いかに自然に外音を取り込むか」に注力しています。

その結論が、ドライバ部分を空洞にする斜め上の発想です。
文字どおりドライバ部分にドーナツのような穴を空け、そこから直接耳へ外音を取り込みます。
これがLinkBudsの最大の特徴です。

LinkBudsの3つのメリット

そのLinkBudsを1カ月使用してみたわけですが、率直な感想は「悪くはない」です。
積極的におすすめはしませんが、買っても使い道は多々あると思います。

1つ目に買うイヤホンとしておすすめしないものの、すでにノイズキャンセリング・イヤホンを使っているなら、2台目として買ってみる価値はあるかもしれません。

ここから、1カ月使用して感じた利点を3つ紹介します。

  1. 着け心地が良い
  2. 周囲の音を自然に聞ける
  3. 通話品質が良い

1. 着け心地が良い

ひとつめの利点は、着け心地がかなり良いことです。

その奇抜な形状からどのように着ければよいか迷うところですが、穴の空いたドライバ部分を耳の奥に差し込み、もう片方を耳の内側に引っ掛けます。

耳の穴にドライバ部分を差し込む
耳の穴にドライバ部分を差し込む(SONY公式サイトより)

こう書くと、ややこしく感じるかもしれません。
しかし実際に着けてみると、想像以上にすっぽりと耳に収まります。
耳の構造をよく研究して設計されたのでしょう。

耳の内側部分は、人によって大きさが違います。
そのため内側に引っ掛けるフック(フィッティングサポーター)は、シリコン素材で付け替えが可能。
付属として、5サイズのフックが付いてきます。

LinkBudsの付属品。フックが5サイズ付いてくる

フックで耳に固定する

本体にデフォルトで付いているフックは、Mサイズです。
自分の場合はそれだと大きくて耳が痛くなったため、両耳をSサイズに付け替えました。
するとフックがきちんと合い、フィット感がよくなりました。
それでいながら、耳にしっかり固定され外れません。

この「フックで内側に引っ掛ける」がミソ。
フックがイヤホンを固定するため、ジョギングしながらでも外れる心配がありませんでした。

耳栓タイプの欠点をすべてクリアに

特に耳栓タイプ(カナル型)のイヤホンに慣れていると、LinkBudsの着け心地の良さが際立ちます。
カナル型は密閉感を増すため、耳の穴にイヤーピースを密着させます。
その結果、ノイズキャンセリング性能が発揮されたり、音質が向上したりするわけですが、耳への負担は大きいです。

カナル型を長時間、押し込んでいると、耳の中が蒸れてきます。
異物を押し込んでいるため痛くなるし、耳垢がイヤーピースに付着し衛生面も問題です。

LinkBudsはこれらカナル型の欠点が、すべてクリアとなります。

長時間の使用でも疲れにくい

LinkBudsはイヤーピースがないため、耳の中に入れようがないし、耳垢もつきません。
耳に開放感がある上、形状が小さく軽量。
着けているのを忘れるほど、存在感がないのです。

ひとつが約4.1グラムと軽量
ひとつが約4.1グラムと軽量

しっかり音楽を聴き込んだり、周囲のノイズを耳に入れたくないときは、カナル型が活躍するでしょう。
そういった目的ではLinkBudsはまったく適しませんが、疲れず長時間使いたいなら、LinkBudsはよい選択になると思います。

2. 周囲の音を自然に聞ける

2つ目の利点は、周囲の音を聞ける点です。

LinkBudsを着けながら自宅で作業していると、キッチンの食洗機や浴室近くの洗濯乾燥機の終了音を聞き取れます。
宅配便が来たときのチャイムの音にも、問題なく気付けました。

そのように音楽を聴きながら環境音をきちんと聴きたいときは、LinkBudsは良いです。
カナル型のノイズキャンセリング・イヤホンだと、まずそれら周囲の音に気づけません。

3. 通話品質が良い

最後の利点は、通話品質の良さです。

相手の声が問題なく聞こえるのはもちろんのこと、マイク性能も高いようです。
イヤホンを着けて通話したところ、通話相手から「明瞭に声が聞こえる」と良い感触を得ました。

またLinkBudsのマイクは、環境音をカットし自分の声をクリアに伝える「高精度ボイスピックアップテクノロジー」が備わっています。
おそらくマイクの性能の良さは、こういったソフトウェアの面も貢献しているのではと思います。

参考サイト >> 【SONY公式サイト】LinkBuds 特長 : 高い通話品質

長所を活かせるシーンで使うと良い

これら利点により、自宅ではLinkBudsを使うようになりました。

その特徴から、賑やかな場所で集中して作業する際にはLinkBudsは適しません。
適しているのは、自宅で作業したり外でジョギングするときなど。
それらであれば、軽く着け心地が良く、周囲の音にも気づけるLinkBudsの長所を活かせます。

バッテリーをもたせる工夫を

形状が小さいだけに、バッテリーはそれほどもちません。
公称は本体のみで5.5時間再生としていますが、使ってみると2時間くらいでバッテリー切れになりました。

LinkBudsは、デフォルトで以下の機能がオンになっています。

  • DSEE(圧縮音源を高解像度にアップスケーリング)
  • アダプティブボリュームコントロール(騒がしい場所で自動的にボリュームを大きくする)
  • スピーク・トゥ・チャット(話し始めたら音楽をストップする)

バッテリーの持続時間に不満がある場合、これらをすべてオフにするとよいです。
すると公称の5.5時間再生くらいに、連続再生時間は保てると思います。

特にAIデータを解析してアップスケーリングするDSEEは、かなりバッテリーを消費します。
Amazon MusicApple Musicなどロスレスのストリーミングを聴くなら、DSEEは不要な機能です。
バッテリーを長持ちさせるため、スマホアプリのHeadphones Connectで項目をオフにしておきましょう。

2台目のイヤホンとして候補になる

以上、LinkBudsの使用1カ月のレビューでした。
新しいコンセプトの製品だけに、世間の評価も賛否に分かれているようです。
自分の意見としては、以下の条件なら選択の候補に入れて良いと思います。

  • すでにノイズキャンセリング・イヤホンを持っており、カナル型よりもっと気軽につけられる2台目のイヤホンがほしい

この記事が、購入を検討している人の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました