何でもリスト化して人生を楽にする【作成と使用方法】

公開日 2021-11-08 最終更新日 2021-12-06

物事を忘れない人間は、この世にいません。
記憶の容量には限界があります。
毎日、新しい出来事が脳に入り、その中の一部が睡眠時に長期記憶へ移動し、多くは忘れ去られます。

忘れて構わないものならそれでいいですが、中にはメモしておかないと後々、面倒になるものもあります。
そこでこの記事では、リストを作成して毎日を快適に過ごす方法を解説します。

何でもリスト化して人生を楽にする【作成と使用方法】

日々に、雑事はつきものです。
例えば、「メインバンクを変えたい」と思ったら何をすべきでしょうか。
「明日のキャンプの用意をしなきゃ」と思ったら?
「引っ越しの準備に取り掛からなくては」は、どうでしょうか。

そういった面倒なタスクが、あなたの脳に負荷を掛けていませんか。
雑事のひとつひとつは小さくても、その都度、確実にあなたの時間とエネルギーを奪っていきます。

こういった「計画・準備・段取り」などは、すべてリスト化しておくのをおすすめします。
リスト化は、あなたの負担を軽減します。
リスト化を癖にすると、「以前まで、よくリストを作らずやってたな」と過去の自分の非効率さに驚くと思います。

リスト化の3つのメリット

リストとは、その名の通り箇条書の項目です。
物事をリスト化するメリットには、以下のようなものがあります。

  1. 段取りを見える化できる
  2. 抜け漏れなく必要なことをすべて書き出せる
  3. 完了したものを消していける

1. 段取りを見える化できる

やることをリスト化してそれを並び変えると、そのまま段取りの手順書ができあがります。
頭の中であれこれ段取りを考えるより、リストで目に見える形にしたほうが確実です。
全体像をつかめて、頭の中もスッキリします。

2. 抜け漏れなく必要なことをすべて書き出せる

やることを文章で記録すると、必要な要素をすべて書き出せた感触が今ひとつしません。
その理由は、多少なりとも文の流れやリズム、表現などに気が回ってしまうからだと思います。

その点、リストは短文で1行ごとに書いていきます。
行動だけを端的に書き出すため、やることを残らず頭の外へ追い出せます。

3. 完了したものを消していける

リストは線を引いたりチェックを入れたりすることで、完了した項目を消していけます。
完了と未完了のリストを見れば、進捗が一目瞭然です。
また消すこと自体が目的化するので、「すべて完了させよう」と処理の意欲が湧きます。

リストの書き方

ここから実際のリストの書き方を解説します。
といっても、書き方自体は簡単です。
短文で一つの項目を書き、改行して増やしていくだけ。

「これはリストである」とひと目で分かるように、文頭には・(ナカグロ)や番号、チェックボックスなどを付けます。

デジタルであればどんなメモアプリにも、箇条書きリストやチェックボックスをつける機能があります。
もちろんない場合には、キー入力で・(ナカグロ)を文頭に打てばよいですね。

いつでも見返せるものに書く

リストを書くメモ帳やノートは、デジタルでも紙の手帳でも構いません。
一つ条件として、「いつでも見返せるもの」にしたほうがよいです。

リストはあらゆるタイミングで、見返す機会があります。
必要なときに見返せないと、リストを作っている意味がなくなります。

いつも手にしている紙の手帳でもよいですし、スマホのメモアプリならもっと簡単です。
スマホのアプリを利用する際は、パソコンでも入力できるようクラウド機能付きを選択しましょう。

紙よりもデジタルが圧倒的におすすめ

紙とデジタルなら、圧倒的にデジタルをおすすめします。
なぜならデジタルは、複製と編集が簡単にできるからです。

リストは、ひとつ作って終わりではありません。
似たようなタスクに別のリストを適応できるし、一度作ったリストを並び替えや書き換えで編集もします。
そういった複製・編集が、デジタルなら容易なのです。

特に理由がないなら、紙よりもスマホのメモアプリを利用しましょう。

アプリでおすすめはAppleのメモとEvernote

スマホのメモアプリを使用するなら、iPhoneでは純正のメモがおすすめです。
動作が軽くフォルダ分けでき、iCloudでMacやiPadと同期できます。
他にはiPhone・Androidのいずれも対応している、Evernoteなども良いです。

それぞれの使い方は、別の記事に書いてあるので参考にしてみてください。

>> iPhoneの純正メモの便利な使い方【結局いちばん使いやすい】

>> Evernoteの整理のコツ【スタックとノートブックを活用】

リスト作りの効果的なケースの紹介

では以下から、実際にどんなケースでリストを使うと効果的か解説します。
代表的な使い方としては、以下があります。

  1. タスク処理
  2. 手順の控え
  3. 持ち物リスト

1. タスク処理

まずはタスク処理です。

ぼくたちは日々、タスクを増やしては処理してを繰り返しています。
ワンアクションで終わるタスクなら良いですが、何工程もあるならリストを使うと処理が円滑に進みます。

タスクを書き出して、順番を入れ替える

例えば使用口座を、A銀行からB銀行へ変えるタスクがあるとしましょう。
そのフローを頭の中で考えると、脳のエネルギーをたくさん使うため燃費が悪いです。
まずは以下のように、やるべきことを思いつく限り書きます。

  • A銀行の口座を解約
  • A銀行の口座の解約方法を調べる
  • B銀行の口座開設
  • B銀行の口座開設の方法を調べる
  • A銀行の引き落としの項目を調べる
  • A銀行の引き落とし項目を、すべてB銀行へ移動する
  • A銀行へ入金される収益を、B銀行に変える

やるべき順番に並び替える

タスクを書き出したら、それらを実行するのに最適な順番で並び替えます。
検討した結果、以下のような順番に並び替えました。

  1. B銀行の口座開設の方法を調べる
  2. B銀行の口座開設
  3. A銀行の引き落としの項目を調べる
  4. A銀行の引き落とし項目を、すべてB銀行へ移動する
  5. A銀行へ入金される収益を、B銀行に変える
  6. A銀行の口座の解約方法を調べる
  7. A銀行の口座を解約

リストができたら順番通りにやるだけ

並び替えが終わったら、あとは順番通りにやるだけです。
「A銀行の引き落とし項目」が多いようならそれもリスト化し、ひとつひとつB銀行へ移していきます。

頭の中で「どうしようこうしよう」と考えると、負荷がかかり過ぎて行動するのが面倒になります。
リスト化するとやることが明確になり、タスク処理がはかどります。

2. 手順の控え

2番目は手順の控えです。
手順とは、文字通り何かを行うときの手順書です。

例えばぼくは自営業なので、年に一回、確定申告をしています。
確定申告とは、とても面倒なものです。
なぜ面倒かというと年に一回しかやらないため、「何をやればいいか」を忘れてしまうからです。

そのため「ともかく確定申告とは面倒なものだ」という意識だけが記憶に残り、実行までに腰が重くなってしまいます。

たまにしかやらない作業は、手順をリスト化しておく

こういった「年に一回レベルの事務作業」は、手順をリスト化しておくのがよいです。

ぼくは確定申告の手順や車検の手順、ガジェットを買取業者へ売却する手順など、「ごくたまにだが、くり返しやるもの」の手順をリスト化しています。
やるべき時期が来れば、手順のリストを見ながらひとつひとつ処理していくだけです。

もしリストを作っていなければ毎回、やることを思い出し、手順を考えなくてはなりません。
ただでさえ面倒な作業に、さらに脳のエネルギーを使う羽目になります。

こういった手順は、どんどんリスト化していきましょう。
一度手順のリストを作れば、これからは頭を悩まさなくて良くなります。

3. 持ち物リスト

最後は、持ち物リストです。

会社へ行くときなど、日常生活の持ち物はリスト化するまでもありません。
問題は、ごくたまに発生するイベントの持ち物です。

例えば年に一回、キャンプに行く人は、持ち物を覚えていられるでしょうか。
一年ぶりのキャンプの前日に頭で考えながら準備をしたら、高確率で忘れ物をすると思います。
準備のため脳のエネルギーを使った上、忘れ物までしては目も当てられません。

たまに発生するイベントの持ち物はリストに残しておく

こういった「たまに発生するイベント」の持ち物は、リスト化しておきましょう。

ぼくは以前、毎年フジロックへ行っていました。
そのときはフジロックの持ち物リストを作っておいて、時期が来るたびリストを見返しながら準備していました。

他にも海外旅行へ行くときの持ち物リスト、2泊3日の旅行の持ち物リストなど、持ち物に関するリストをたくさん作ってあります。
イベント発生時にはリストを見ながら、用意するだけ。
これらをその都度、頭で考えながらパッケージングすると思うと、非効率過ぎてゾッとしてしまいます。

リストを作って意志力を節約

持ち物こそ、リスト化の威力を発揮します。
ごくたまに発生するイベントの持ち物は、その都度、リストを作ってしまいましょう。
そうすれば、今後は余計な意志力の消費や、忘れ物するリスクがなくなります。

人間が一日に使用できる意志の力は、決まっています。
リストづくりは、意志力の節約になるのです。

意志力については、書籍『がんばらない戦略』が参考になります。
以下にレビューを書いたので、参考にしてみてください。
>> 『がんばらない戦略』で目標達成【意志力は有限資産】

作ったリストは、あなたの資産になる

こうして何かアクションを起こすときは、リスト化を癖にすると良いです。
旅行の持ち物リストを作れば、それを参考にキャンプの持ち物リストを作れます。
ひとつのリストは、アレンジすることで別のリストへ適応できます。

つまりリストは、あなたにとっての資産になるのです。
一度きりのものではなく、作れば作るほどその後の生活が楽になっていきます。

まとめ

この記事を読んで「リストを作ってみよう」と思っても、なかなか習慣化しないかもしれません。
リストづくりを習慣化する一番の方法は、メモアプリの起動を習慣にすることです。

なにかアクションを起こすとき「まずメモアプリを開く」を癖にすると、それがトリガーになって「やることをリスト化しておこう」と思い出せます。

サヴァン症候群のような天才的な記憶力を持たない限り、人間はともかくどんどんものを忘れていきます。
何かやる際にリスト作りを癖にすれば、他の誰でもない未来の自分が助かります。
リストを増やして、人生をどんどん楽にしていきましょう。